experience
【名】経験、体験
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は12冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
experienceの語源はラテン語の’experiri’(試みる・通り抜ける)。接頭辞’ex-‘(外へ)+’perire’(通り抜ける)が合わさったものです。つまり「何かを実際に通り抜けた結果として得られるもの」がコアイメージ。机上の知識ではなく、自分が実際に経験したことで身についたもの、感じたことがすべてexperienceです。だから「経験(名詞)」にも「経験する(動詞)」にも使えますし、喜びや苦しみなど強く感じた出来事そのものを指すこともあります。「頭で知っている」のではなく「身をもって通り抜けた」というリアリティが常にこの単語に宿っています。
2意味一覧
-
名
経験・体験(不可算)
何度も通り抜けてきたことの蓄積が「経験」。I have ten years of experience.のように量として捉えるときは不可算名詞になる。 -
名
(個々の)体験・出来事(可算)
一度の「通り抜け」が一つの出来事として切り取られるとき可算名詞になる。a wonderful experienceのように、特定のエピソードを指す用法。 -
動
経験する・体験する・(感情などを)感じる
「通り抜けるプロセス」そのものを動詞で表現。痛みや喜びなど感情的なものを「身をもって味わう」ニュアンスもあり、experience painのように使う。
3例文
4よくある間違い・注意点
不可算・可算の使い分けに注意。蓄積された「経験値」として話すときは不可算(experience)、特定の出来事一つを指すときは可算(an experience / experiences)になる。×’I had many experience’ ○’I had many experiences’
動詞のexperienceは「経験する」と訳しがちだが、feel・suffer・undergoに近いニュアンスを持つ場合も多い。experience lossやexperience joyなど感情・状態も目的語に取れることを覚えておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| encounter | 予期しない・偶発的な「出会い・直面」のニュアンスが強く、一回性のイベントを指す。experienceのように蓄積や感情を含む広さはない。 |
| undergo | 「(困難・変化などを)受ける・くぐり抜ける」という受動的・苦労のニュアンスが強い。experienceは良い出来事にも使えるが、undergoは主に試練・手術・変化など中立〜ネガティブな文脈で使う。 |
| knowledge | 頭で知っている「知識」。experienceが「実際に通り抜けた知見」なのに対し、knowledgeは読書や学習で得た情報も含む。 |
対義語: inexperience、ignorance
6派生語・関連語
-
experienced
形
経験豊富な・熟練した
-
inexperienced
形
経験の乏しい・未熟な -
experiential
形
経験に基づく・体験的な -
experiment
名・動
実験(する)※同語源。「試してみる」という行為に焦点
7コロケーション
- gain / have experience(経験を積む・持つ)
- a valuable / unforgettable experience(貴重な・忘れられない体験)
- experience difficulty / pain / loss(困難・痛み・喪失を経験する)
8確認テスト
After moving to a new country, she experienced a deep sense of loneliness.
① 彼女は深い孤独感を経験した記録がある
② 彼女は深い孤独感を身をもって味わった
③ 彼女は深い孤独感について経験者に話を聞いた
④ 彼女は深い孤独感を経験させられる予定だった
② が正解。experienceの動詞用法は「実際に通り抜けた・身をもって感じた」がコアイメージ。ここでは孤独という感情・状態を自分自身がリアルに感じたことを表しており、「経験した記録がある」(①)や「話を聞いた」(③)のような間接的なニュアンスは誤り。④は受動的な未来の意味になってしまい文脈に合わない。
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