adequate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
adequateの語源はラテン語のadaequare(「〜に等しくする」)で、adは「〜に向かって」、aequusは「等しい、平ら」を意味します。つまりコアイメージは「基準・要求にちょうど等しいレベルに達している」こと。「十分」と訳されますが、日本語の「十分」が持つ「余裕がある」「申し分ない」というニュアンスとは異なり、「最低限の基準をクリアしている」というニュアンスが強いです。excellentやsufficient(余裕を持って十分)とは違い、adequateは「合格はしているが、優秀とは言えない」という含意を持つことがあります。「適切な」「まあまあの」「可もなく不可もない」と訳されることもあり、文脈によっては控えめな評価を表します。
2意味一覧
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形容詞
(最低限)十分な、足りている
要求・基準にちょうど等しいレベルに達している状態。「余裕がある」ではなく「必要量をクリアしている」というニュアンス。 -
形容詞
適切な、ふさわしい
ある目的や状況の「基準に等しい=ぴったり合っている」というコアイメージから、「その場に適している」という意味が生まれる。 -
形容詞
まあまあの、そこそこの(やや控えめな評価として)
「最低ラインに達している」というコアイメージが、文脈によっては「優秀ではないが及第点」という控えめな評価として使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「adequate=十分な」とだけ覚えると、褒め言葉として使ってしまう誤りに注意。ネイティブはadequateを使うことで「まあ及第点だけど…」という控えめなニュアンスを意図することが多く、人の仕事や能力に使うと失礼になる場合がある。
sufficientとの混同に注意。sufficientは「量的に不足なく足りている」という客観的なニュアンスが強いのに対し、adequateは「基準に見合っている」という判断を含み、やや主観的・評価的なニュアンスを帯びることがある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| sufficient | 「量が必要なだけある」という客観的・中立的なニュアンスが強く、adequateほど「ギリギリ」感がない。数量的な充足を述べるのに向く。 |
| enough | 最もカジュアルで日常的。「足りている」という事実を述べるだけで、adequateが持つ「基準との照合」というニュアンスは薄い。 |
| satisfactory | 「満足のいく水準」というニュアンスで、評価者の満足感が基準。adequateより若干ポジティブで、学校の成績表などでよく使われる。 |
| appropriate | 「状況・目的にふさわしい」という適切さに焦点。量的な充足よりも質的・文脈的な適合を問題にする点でadequateと使い分けが必要。 |
対義語: inadequate、insufficient、deficient
6派生語・関連語
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adequately
副詞
十分に、適切に -
inadequate
形容詞
不十分な、不適切な
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adequacy
名詞
十分さ、適切さ -
inadequacy
名詞
不十分さ、不適切さ
7コロケーション
- adequate preparation(十分な準備)
- adequate measures(適切な対策)
- adequate for the purpose(目的に適した)
8確認テスト
“The committee found his proposal adequate, but called for more detailed research.”
① 彼の提案は素晴らしく、委員会は大いに称賛した。
② 彼の提案は及第点だったが、より詳細な調査が求められた。
③ 彼の提案は完全に不十分で、委員会に却下された。
④ 彼の提案は完璧であり、追加調査は不要とされた。
② adequateは「基準をギリギリクリアしている」というコアイメージを持つ。「but called for more detailed research(しかし、より詳細な調査が求められた)」という続きから、絶賛でも却下でもなく「まあ及第点だが、それ以上ではない」という評価であることが読み取れる。②が最も自然。
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