inquire
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
inquireのコアイメージは「ある事柄について、情報や事実を得ようと意図的・能動的に問いかけること」です。ラテン語のinquirere(in-「中に」+ quaerere「探す」)が語源で、「何かの中を探し求める」という意味合いが根底にあります。単純に声をかけたり世間話で聞いたりするのではなく、目的を持って情報を調べる・問い合わせるという姿勢が強調されます。そのため、ビジネスの問い合わせや公式な調査・照会など、やや改まった・フォーマルな文脈で使われることが多いのが特徴です。この「能動的に情報を探り出す」というコアから、「尋ねる・問い合わせる」だけでなく「調査する・取り調べる」という意味も自然に生まれます。
2意味一覧
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動詞(自動詞・他動詞)
(情報を求めて)尋ねる、問い合わせる
「中を探し求める」というコアイメージが、相手から情報を引き出そうと積極的に問いかける行為に結びついている。日常的な「聞く」より改まったニュアンス。 -
動詞(自動詞)
(事実・真相を)調査する、究明する
単に口頭で尋ねるだけでなく、「情報の内部に踏み込んで探る」というコアが「調査・究明する」という意味につながる。公的機関や委員会が調査を行う場面でよく使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
askとの混同に注意。askは日常的・カジュアルな「聞く」であるのに対し、inquireはよりフォーマルで目的意識が強い。友人に「何時?」と聞くのはask、企業に「料金は?」と問い合わせるのはinquireが自然。
inquire aboutは「〜について問い合わせる」、inquire intoは「〜を(深く)調査する」と前置詞で意味が変わる点を覚えておこう。どちらの前置詞かを選ぶ問題が入試でも出る。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| ask | 最も汎用的な「聞く」。日常会話からフォーマルまで使えるが、inquireより軽いニュアンス。目的意識や格式の度合いが低い。 |
| question | 相手に対して質問を浴びせる・尋問するイメージが強く、しばしば疑いを持って問い詰める含意がある。 |
| investigate | 「調査する」に特化した語で、inquireよりさらに組織的・徹底的な調査を指す。口頭での問いかけ要素は薄い。 |
| probe | 「深く探る・精査する」のニュアンスが強く、隠れた事実や問題点を掘り起こすイメージ。inquireより踏み込んだ調査。 |
対義語: answer、respond、reply
6派生語・関連語
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inquiry / enquiry
名詞
問い合わせ;調査、取り調べ -
inquirer
名詞
問い合わせる人、尋ねる人 -
inquisitive
形容詞
(知識・情報を)探り求める、好奇心旺盛な;詮索好きな -
inquisition
名詞
厳しい尋問;(歴史的に)異端審問
7コロケーション
- inquire about ~(〜について問い合わせる)
- inquire into ~(〜を調査する・究明する)
- make inquiries(問い合わせをする・調査を行う)
8確認テスト
A government committee was set up to inquire into the causes of the financial crisis.
① 財政危機の原因について苦情を申し立てるために
② 財政危機の原因を調査・究明するために
③ 財政危機の原因について単純に質問するために
④ 財政危機の原因を否定するために
② 財政危機の原因を調査・究明するために。inquire intoは「〜の内部に踏み込んで探る」というコアイメージから「調査・究明する」を意味し、政府委員会という公的機関が組織的に真相を探る文脈に最もふさわしい。①・③は意味がずれており、④は文脈上成立しない。
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