poison
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
poisonのコアイメージは「体の内側から機能を破壊・無効化していくもの」である。物理的な毒物にとどまらず、精神・社会・関係性を「じわじわと蝕む」ものにも広く使われる。古フランス語「poison(飲み物・毒薬)」を語源とし、「口から入り込んで内部を壊す」という感覚が根底にある。名詞では毒物・有害要素、動詞では「毒を盛る・汚染する・(心や考えを)歪める」と使われ、いずれも「知らぬ間に内から蝕む」イメージが共通している。
2意味一覧
-
名詞
毒、毒薬
体の内部機能を破壊する物質というコアイメージがそのまま「毒・毒薬」という基本義になる。 -
名詞
(社会・人間関係・精神を)蝕むもの、害悪
物理的な毒と同様に、内側からじわじわと機能・健全さを損なう存在として比喩的に使われる。 -
動詞
〜に毒を盛る、毒殺する
毒というコアイメージを動詞化したもので、対象に有害物質を与えて内部から破壊する行為を表す。 -
動詞
(心・環境・関係などを)汚染する、歪める
「蝕む」コアイメージの転用で、考えや雰囲気・人間関係を内側から腐らせる行為を表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
poisonは「即効性のある薬品」に限らず、比喩的に「人間関係・社会・精神を蝕む有害な存在や影響」にも頻繁に使われる。日本語の「毒」と同じ比喩拡張なので、文脈を見て柔軟に「害悪」「毒素」「歪める」などと訳せるようにしたい。
venomとの混同に注意。venomはヘビやサソリなど動物が体内で生成して噛みつきや刺すことで注入する「毒液」に限定される。poisonは経口摂取・接触など広い経路で作用する毒を指し、比喩用法も豊富。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| venom | 主にヘビ・クモなど生物が体内で生産し、噛みつくことで注入する「毒液」に限定。比喩的には「悪意・毒舌」を意味することもあるが、用法はpoisonより狭い。 |
| toxin | 生物が産生する毒素という生化学・医学的な用語。科学的・専門的文脈で使われ、比喩的用法はほぼない。 |
| bane | 「破滅をもたらすもの、災いの元凶」というニュアンスで使われる文語・詩語的表現。直接的な毒物を指すより、比喩的・象徴的な文脈が中心。 |
対義語: antidote(解毒剤)、remedy(治療薬)
6派生語・関連語
-
poisonous
形容詞
有毒な、害のある -
poisoning
名詞
中毒、毒殺 -
poisoner
名詞
毒を盛る人、毒殺者
7コロケーション
- deadly poison(猛毒)
- poison someone’s mind(人の心を歪める)
- poison the atmosphere(雰囲気を台無しにする・汚染する)
8確認テスト
“His constant negativity is a poison to the entire team’s morale.”
①彼の絶え間ないネガティブさは、チーム全体の士気を蝕む毒だ。
②彼の絶え間ないネガティブさは、チーム全体の士気にとって薬だ。
③彼の絶え間ないネガティブさは、チーム全体の毒薬の製造に関わっている。
④彼の絶え間ないネガティブさは、チーム全体の士気を高める。
①が正解。poisonは物理的な毒物だけでなく「チームの士気をじわじわと内から蝕む有害な存在」という比喩的用法で使われている。be a poison to〜で「〜にとっての毒(害悪)である」という表現になる。コアイメージ「内部から蝕む有害な作用」を比喩的文脈でも読み取れるかが問われる問題。
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