supplement
【動】補う、追加する、補足する
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は11冊に掲載されています。
1コアイメージ
supplementのコアイメージは「すでに存在するものに対して、不足・欠けている部分を外から加えて補う」こと。ラテン語のsupplere(sub-「下から」+ plere「満たす」)が語源で、「底上げして満たす」という感覚がある。単なる「付け足し」ではなく、「メインがあった上で、それだけでは足りない部分を外部から補完する」というニュアンスが核心。栄養補助食品(dietary supplement)も食事だけでは不足する栄養を追加する意味だし、収入を補うのも本業の不足分を副業で満たすイメージ。「主体+不足分」という構造が常に前提にある。
2意味一覧
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名詞
補足、追加、付録、補助(食品・薬など)
メインとなるものが既にあり、それを底上げ・補完するために加えられる「追加分」そのものを指す。新聞の増刊号も、サプリメントも、すべて「本体の不足を埋める追加物」という同じコアから来ている。 -
動詞
(不足を)補う、追加する、補足する
「不足している部分を外から加えて満たす」という動作を表す。主体となるものがあり、その足りない部分を意図的に補充するという意味合いが強い。 -
名詞(数学・幾何)
補角(180°から引いた残りの角度)
180°という「完全な形」に対して、不足している角度分を「補う」角というコアイメージがそのまま当てはまる。英語圏の数学では頻出の語義。
3例文
4よくある間違い・注意点
「supplement」と「complement」は混同しやすい。supplementは「不足を外から補う・底上げする」のに対し、complementは「2つのものが互いに組み合わさって完全体になる」という相互完成のニュアンス。例えば赤ワインと肉料理のように「相性が良く引き立て合う」場合はcomplementを使う。
日本語の「サプリメント(栄養補助食品)」という意味は英語でも通用するが、英語のsupplementはそれ以外にも「新聞・雑誌の増刊号」「付録」「補足資料」など幅広く使われる点に注意。dietary supplementと限定する場合が多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| complement | 互いに組み合わさって「完全な一体」を形成する相互補完。supplementが「主体+不足分の追加」なのに対し、complementは「AとBが合わさって初めて完成する」という対等な関係に近い。 |
| addition | 単純に「加えること・追加物」を指す中立的な語。supplementのように「不足を補う」という目的意識はなく、ただ量や数が増えるイメージ。 |
| appendix | 主に書籍・論文の末尾に付される「付録・付属資料」に限定的。supplementより範囲が狭く、出版・学術分野で使われることが多い。 |
対義語: reduce、diminish
6派生語・関連語
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supplementary
形容詞
補足的な、追加の(例:supplementary materials 補足資料) -
supplemental
形容詞
補足の、補助的な(supplementaryとほぼ同義だが、やや硬い表現でアメリカ英語に多い) -
supplementation
名詞
補充(すること)、追加(行為・プロセスとしての補完)
7コロケーション
- dietary supplement(栄養補助食品・サプリメント)
- supplement A with B(AをBで補う)
- weekly supplement(週刊付録・週刊増刊号)
8確認テスト
“The government introduced a new program to supplement existing welfare services for low-income families.”
① 既存の福祉サービスを廃止するため
② 既存の福祉サービスを置き換えるため
③ 既存の福祉サービスを補完するため
④ 既存の福祉サービスを調査するため
③
「supplement」のコアは「すでに存在するものの不足を外から補う」こと。この文では「existing welfare services(既存の福祉サービス)」という主体があり、それを全て変えるのではなく、足りない部分を追加・補完するために新たなプログラムを導入したという文脈。①②④はすべてコアイメージ(底上げ・補完)から外れており、③が最も自然。
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