contempt
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
contemptのコアイメージは「相手を価値がないものとして完全に切り捨てる」感覚です。語源はラテン語のcontemnere(完全に+軽く見る)。単なる「嫌い」や「怒り」とは異なり、相手を存在そのものとして見下し、関わる価値すらないと感じる冷たい優越感が根底にあります。だからこそ、個人に向けられると「軽蔑」になり、法や権威に向けられると「侮辱・無視」となります。法廷侮辱罪(contempt of court)も、裁判所の権威を「価値ゼロ」と扱い無視することから来ています。怒りが熱いとすれば、contemptは冷たい感情です。
2意味一覧
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名
軽蔑、蔑視
相手を価値がない存在として切り捨てる感情。怒りではなく、冷たい見下しのニュアンスが強い。 -
名
無視、軽視(危険・困難などを)
リスクや障害を「価値ゼロ」と切り捨てて意に介さない態度。「contempt for danger(危険を物ともしない)」の形でよく使われる。 -
名
侮辱罪、法廷侮辱(contempt of courtの形で)
法や裁判所の権威を「価値ゼロ」として無視・軽んじる行為を指す法律用語。
3例文
4よくある間違い・注意点
contemptは「怒り(anger)」ではなく「冷たい見下し」です。怒りは相手を対等な存在として感情をぶつけるのに対し、contemptは相手を関わる価値もないと切り捨てる感覚。日本語の「軽蔑」もやや強すぎる場合があり、文脈によって「無視」「歯牙にもかけない」なども自然な訳になります。
contempt of court(法廷侮辱)は英語圏の法律で重要な概念です。裁判所の命令に従わないことや、訴訟手続きを妨害することを指し、拘禁される場合もあります。日本語の「侮辱罪」とは概念が異なる点に注意しましょう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| scorn | contemptより感情的・表現的な軽蔑。冷たく切り捨てるだけでなく、あざ笑いや嘲りの感情が前面に出る。 |
| disdain | 上品・知的な優越感からくる見下し。contemptほど激しくなく、やや距離を置いた冷静な侮蔑。 |
| disrespect | 尊重しないという行為・態度に焦点。contemptのような深い感情的見下しより軽く、行動として無礼な態度を指すことが多い。 |
対義語: respect、admiration、reverence
6派生語・関連語
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contemptuous
形
軽蔑的な、見下した(態度・表情などに使う) -
contemptuously
副
軽蔑的に、蔑んで -
contemptible
形
軽蔑に値する、卑劣な(contemptを受ける側に使う)
7コロケーション
- treat A with contempt(Aを軽蔑的に扱う/Aを無視する)
- hold A in contempt(Aを軽蔑する)
- contempt of court(法廷侮辱罪)
8確認テスト
The veteran firefighter had a calm contempt for danger that impressed the younger recruits.
① 危険に対する激しい怒り
② 危険を物ともしない平然とした態度
③ 危険を軽率に無視する悪い癖
④ 危険に対する強い恐怖心
②が正解。contempt forは「〜を価値ゼロとして切り捨てる」コアイメージから、この文脈では「危険を意に介さない、物ともしない」という冷静な姿勢を表す。「軽蔑」と直訳すると不自然になる典型例。①の怒りはcontemptの本質(冷たい見下し)と逆。③は軽率なニュアンスが入りすぎ。④は真逆の意味。
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