infer
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は9冊に掲載されています。
1コアイメージ
inferのコアイメージは「目に見えない事実を、手がかりとなる証拠や情報から論理的に引き出す」こと。語源はラテン語の「inferre(中に運び込む)」で、外側にある情報を自分の思考の中に持ち込んで結論を生み出すイメージです。重要なのは「直接言われていない・見えていない」ことを、あくまで間接的な根拠から「推し量る」点。したがって「推測する」と訳されることが多いですが、単なる当てずっぽうではなく、証拠や文脈に基づいた論理的プロセスが伴います。会話では「言外の意味を読み取る」場面でも頻繁に使われます。
2意味一覧
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動詞
(証拠・事実をもとに)推論する、推察する
外部の証拠や状況を「中に運び込んで」結論を導く、というコアイメージそのまま。観察できる事実から見えない真実を引き出す行為。 -
動詞
(発言・文章から)言外の意味を読み取る
直接的に述べられていない意図やメッセージを、言葉の中に潜むヒントから「引き出す」のも同じコアイメージ。会話や文学読解でよく問われる用法。 -
動詞
(論理的に)示す、意味する ※やや古い・フォーマルな用法
主語が人ではなく事柄・証拠になる場合。「この証拠が〜を示唆する」という方向で「結論を導き出す」コアイメージが反転的に使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
inferとimplyの混同に注意。implyは「話し手・書き手がほのめかす(発信側)」、inferは「聞き手・読み手が読み取る(受信側)」という役割の違いがある。例:She implied that she was tired. → I inferred that she was tired from what she said. という関係。
「推測する」と訳すとguessと混同しやすいが、guessは根拠の薄い当てずっぽうに近く、inferは証拠・論理に基づいた推論。試験の選択肢でこの差が問われることがある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| deduce | 論理的な三段論法など、より厳密な演繹的推論に使う。inferより「確実性が高い」ニュアンス。 |
| conclude | 推論の「結果」として結論に至ることに焦点。inferは過程(証拠から引き出す行為)、concludeは到達点(結論を出すこと)に重心がある。 |
| guess | 根拠が薄く直感的な推測。inferほど論理的・証拠的な根拠を伴わない。 |
| imply | inferと対をなす語。発信者側が「ほのめかす」こと。inferは受信者側が「読み取る」こと。 |
対義語: state、assert
6派生語・関連語
-
inference
名詞
推論、推察;推論によって導かれた結論
-
inferential
形容詞
推論に基づく、推論的な -
inferable
形容詞
推論できる、推測可能な
7コロケーション
- infer A from B(BからAを推論する)
- infer that S V(〜であると推察する)
- draw an inference(推論を導き出す)
8確認テスト
“Reading between the lines of his letter, she inferred that he was deeply unhappy.”
① 彼女は手紙を読んで、彼が深く不幸であると直接告げられた。
② 彼女は手紙の行間を読み、彼が深く不幸であると読み取った。
③ 彼女は手紙の中に、彼が不幸であると書いてあると推薦した。
④ 彼女は手紙を読んで、彼が不幸かもしれないと想像した。
正解:②
「reading between the lines(行間を読む)」という表現が示すとおり、直接書かれていない内容を手紙の文脈・ニュアンスという証拠から論理的に「引き出した」のがinferのコアイメージ。①は「直接告げられた」なのでinferの意味と矛盾。③「推薦した」は誤訳。④「想像した」はguessに近く、証拠に基づく論理的推論というinferのニュアンスが薄い。
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