caution
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
cautionのコアイメージは「潜在的な危険やリスクを意識して、行動を抑制・注意深くすること」。語源はラテン語のcautio(用心、保証)で、cavere(用心する)に由来する。重要なのは、「すでに起きた問題への対処」ではなく、「これから起こりうる危険を見越した構え」という点。だから「注意(名詞)」にも「警告(他者への事前の知らせ)」にも「用心深さ(姿勢)」にも、そして動詞の「警告する」にもなる。日本語の「注意」より少し「慎重さ・抑制」のニュアンスが強く、リスクを意識した慎みの態度が根底に流れている。
2意味一覧
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名
用心、慎重さ(リスクを意識した注意深い姿勢)
危険を前にした「慎みの姿勢」そのものを指す用法。with cautionのように、行動に際して持つべきマインドセットとして使われる。 -
名
警告、注意(他者への事前の知らせ)
「危険が潜んでいる」ことを他者に伝えるのが警告。コアイメージである「危険を意識して行動を抑制させる」を、他者に向けて発信する形。 -
動
警告する、注意を促す
名詞と同じコアイメージを動詞化したもの。「〜しないよう事前に警告する」というニュアンスで、caution A against B(AにBについて警告する)の形が典型的。
3例文
4よくある間違い・注意点
cautionとwarningは似ているが、cautionは「これから注意して」という穏やかな事前の慎みを促すニュアンスが強く、warningはより深刻・緊迫した「危険が迫っている」という警告に使われる。例えば交通標識はcaution sign(注意標識)だが、台風情報はtyphoon warning(暴風警報)となる。
日本語の「注意する」は「気をつける(自分が行動を慎む)」にも「注意を向ける(attentionを払う)」にも使えるが、cautionは後者の意味には使えない。「注意を向ける・集中する」の意味ではattentionを使う点に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| warning | より強く緊迫した危険・脅威を知らせるニュアンス。cautionよりも深刻な状況で使われ、場合によっては命令・威圧的な響きも持つ。 |
| care | careは「丁寧さ・心を込めた注意」を指し、危険回避よりも「丁寧に扱う」ニュアンスが強い。with care vs with cautionは似ているが、cautionのほうがリスク・危険への意識が前面に出る。 |
| prudence | prudenceは「先を見越した分別・賢明さ」という知的・道徳的な慎重さ。cautionより品格のある文語的な語で、長期的な判断の慎重さに使う。 |
対義語: recklessness(無謀)、carelessness(不注意)
6派生語・関連語
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cautious
形
注意深い、慎重な
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cautiously
副
注意深く、慎重に -
precaution
名
予防措置、用心(pre-=事前に、という強調)
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cautionary
形
警告の、戒めとなる(a cautionary tale:教訓的な話)
7コロケーション
- with caution(注意して、慎重に)
- exercise caution(用心する、慎重に行動する)
- caution A against B(AにBについて警告する)
8確認テスト
“Investors should exercise caution in the current volatile market.”
① 投資家は現在の不安定な市場で注目を集めるべきだ。
② 投資家は現在の不安定な市場で慎重に行動すべきだ。
③ 投資家は現在の不安定な市場で警告を発するべきだ。
④ 投資家は現在の不安定な市場で例外を設けるべきだ。
②。exercise cautionは「用心する・慎重に行動する」という意味の重要コロケーション。cautionのコアイメージは「リスクを意識した慎みの姿勢」であり、volatile market(不安定な市場)というリスク文脈の中で、投資家が行動を抑制・慎重にすべきという意味になる。①のattentionや③④の意味とは異なる点に注意。
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