culture
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
cultureの語源はラテン語のculturaで「耕すこと・育てること」を意味する。土を耕し、植物を育てるように、人間の精神・社会を長い時間をかけて「培ってきたもの全体」がcultureのコアイメージだ。国や民族が積み重ねてきた風習・芸術・価値観といった「文化」も、個人が知識や芸術に触れることで磨かれた「教養」も、さらには細菌などを人工的に「培養」することも、すべて「意図的に育て・培う」という根っこのイメージで繋がっている。だからcultureは単なる「文化」という訳語に収まらず、文脈次第で教養・栽培・培養など幅広く使われる。
2意味一覧
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名
文化(ある集団が育んできた思想・習慣・芸術などの総体)
人々が長い年月をかけて社会の中で「培ってきたもの」の集合体。特定の国・地域・集団が育て上げた精神的・社会的遺産を指す。 -
名
教養(知識や芸術に触れることで磨かれた人格・洗練)
個人の内側を「耕す」ことで身につく洗練された知識や品格。a person of cultureと言えば「教養人」を意味する。 -
名
(ある組織・集団に特有の)風土・気風(corporate culture など)
企業や組織が時間をかけて「育て上げた」独自の価値観や行動様式を指す。国単位でなく小集団にも使われる点に注意。 -
名
(細菌・細胞などの)培養(専門・理系文脈)
文字通り「育てること」のイメージが最もダイレクトに現れた意味。bacterial cultureで「細菌培養」。
3例文
4よくある間違い・注意点
「文化」という訳語に固執してしまい、a person of culture(教養人)やcorporate culture(企業風土)、bacterial culture(細菌培養)などの重要表現を理解できなくなりがち。どの文脈でも「育て培うもの」というコアに立ち返ると訳語が自然に浮かぶ。
civilizationと混同しやすいが、civilizationは「文明」=技術・制度的発展という物質的・制度的側面が中心で規模が大きい。cultureは精神的・芸術的側面を含む広い概念で、小さな集団にも使える点が異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| civilization | 技術・制度・都市化など「文明」の物質的・組織的発展に焦点。cultureより規模が大きく、特定の民族集団でなく時代や地域全体を指すことが多い。 |
| society | 人々の集団・社会そのものを指す語。cultureが「その集団が育てたもの(精神・慣習)」であるのに対し、societyは「人の集まり」という構造・仕組みに重点がある。 |
| tradition | 過去から受け継がれてきた特定の慣習・伝統を指す。cultureより範囲が狭く、継承という側面が強調される。 |
対義語: nature(自然・本能)、ignorance(無知・無教養)
6派生語・関連語
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cultural
形
文化的な、文化に関する
-
culturally
副
文化的に -
cultivate
動
耕す、育てる、(関係・能力を)養う
-
cultivation
名
耕作、栽培、育成、教養を高めること -
multicultural
形
多文化の
-
subculture
名
サブカルチャー、下位文化
7コロケーション
- popular culture(大衆文化)
- corporate culture(企業風土・社風)
- a culture of + 名詞(〜の文化・風土)
8確認テスト
“The new CEO is trying to create a culture of accountability within the organization.”
① 組織内に会計処理の文化を作ろうとしている
② 組織内に責任を重んじる風土を作ろうとしている
③ 組織内に教養ある人材の文化を作ろうとしている
④ 組織内に説明責任の培養を行おうとしている
② 「accountabilityを大切にする雰囲気・気風を組織の中で育て上げる」という意味。culture of 〜 は「〜を大切にする風土・文化」というコロケーション。「育て培うもの」というコアイメージから、組織内の価値観・行動様式の総体=風土と訳すのが最自然。①は「会計処理」と誤訳(accounting との混同)、③④は文脈に合わない。
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