cultural
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
「cultural」は名詞「culture(文化)」の形容詞形。「culture」のラテン語源は「cultivare(耕す)」で、土地を耕して作物を育てるように、人間が長い時間をかけて価値観・習慣・芸術・思想を「育て、積み重ねてきたもの」というイメージが根本にある。単なる「文化っぽい」という表面的な意味ではなく、「ある集団が共有する生き方や価値観の総体に関わる」というニュアンスが込められている。だから「文化的慣習」「文化的背景」「文化的遺産」など、目に見える習慣から見えない価値観まで幅広く使われる。
2意味一覧
-
形容詞
文化の、文化的な
人間集団が積み重ねてきた習慣・価値観・芸術などに「関わる」ことを表す最も基本的な用法。cultural differences(文化的差異)のように広く使われる。 -
形容詞
人文の、教養の
学問分野として「自然科学」に対置される「人間の精神的営み」を扱う領域を指す。cultural studies(人文学)のように、理系に対して文系・教養系を意味する。 -
形容詞
(特定の)社会集団に固有の
「耕された土地に根ざす」イメージから、特定のコミュニティや民族が共有するアイデンティティや慣行を指す用法。cultural identity(文化的アイデンティティ)などで現れる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「cultural」を単に「文化的な」と機械的に訳す習慣がつきやすいが、文脈によっては「人文の」「教養の」「民族固有の」など訳が変わる。特にcultural studies・cultural backgroundなどは「文化的な勉強・背景」と直訳すると不自然になりやすい。
「cultured(教養がある、洗練された)」と混同しないよう注意。「cultured person」は「教養人」だが、「cultural person」とは言わない。「cultural」は人や性質ではなく、物事や概念に修飾して使う。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| civilizational | 「文明」全体のスケール感を持つ語で、複数の文化を包括する大きな社会体系に関わるニュアンス。「cultural」より規模が大きく抽象的。 |
| social | 人と人のつながりや社会構造に焦点を当てる。「cultural」が積み重なった価値観・慣習に関わるのに対し、「social」は現在進行形の人間関係・社会制度に焦点が当たる。 |
| ethnic | 特定の民族・人種集団に限定されたニュアンスが強い。「cultural」は国籍・民族を問わず広く使えるが、「ethnic」は出自・民族に紐づく場合に使う。 |
対義語: natural、biological
6派生語・関連語
-
culture
名詞
文化、教養;(生物)培養
-
culturally
副詞
文化的に、文化の面で -
multicultural
形容詞
多文化の、多文化主義の
-
intercultural
形容詞
異文化間の
7コロケーション
- cultural heritage(文化遺産)
- cultural diversity(文化的多様性)
- cultural exchange(文化交流)
8確認テスト
“The company hired a consultant to help employees navigate cultural differences in the new overseas office.”
①文化的な違い
②文明的な差異
③人種的な問題
④教育レベルの差
①「文化的な違い」が正解。「cultural differences」は異なる集団が積み重ねてきた価値観・習慣・コミュニケーションスタイルのずれを指す最も代表的なコロケーション。②は「civilizational」、③は「racial/ethnic」、④は「educational」に対応する訳であり、「cultural」のコアイメージ(人間の営みの積み重なり)からは外れる。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。