crude
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
crudeのコアイメージは「自然のままで、まだ何も加工・洗練されていない状態」です。石油が地中から出てきたままの「crude oil(原油)」を思い浮かべると分かりやすい。精製も加工もされていない「生のまま」の状態が根底にあります。これが物に使われれば「天然の・未精製の」、技術や仕上がりに使われれば「粗削りな・未完成な」、言葉や態度に使われれば「洗練されていない・ぞんざいな・下品な」という意味になります。すべて「本来あるべき磨きがかかっていない」という一貫したイメージから生まれており、文脈に応じて訳語が変化するだけです。
2意味一覧
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形容詞
天然の、未精製の
地中や自然からとれたままで、まだ人の手が加わっていない状態を指す。crude oilが代表例。 -
形容詞
粗削りな、未完成の、大まかな
完成に向けた磨き・洗練がまだ施されていない状態。作品やアイデア、スケッチなどに使う。 -
形容詞
ぞんざいな、下品な、無作法な
社会的な礼節や洗練がまったく加わっておらず、むき出しのまま相手にぶつける言動を指す。 -
形容詞
むき出しの、露骨な
包み隠したり和らげたりする加工を一切しない状態。感情や事実をストレートにさらけ出すニュアンス。 -
形容詞
(統計・数値が)補正前の、調整されていない
生データそのままで、まだ統計的な補正や調整が施されていない状態。crude mortality rate(粗死亡率)などで使われる見落とされがちな重要用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「crude」を単に「汚い・不快な」と覚えてしまうと意味が狭くなる。crude oil(原油)やcrude data(生データ)のように、物理的・数値的な「未加工」の文脈でも頻出なので、コアイメージ「加工・洗練されていない」で覚えておくこと。
「rude(無礼な)」と混同しやすいが、rudeは「意図的な失礼さ」に焦点があるのに対し、crudeは「洗練や配慮がない状態そのもの」に焦点がある。crudeな発言は「磨かれていないゆえに下品」というニュアンスを含む。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| raw | rawは「生の・未処理の」という点でcrudeに近いが、食材や感情が「未調理・直接的」であることに焦点を当てる。crudeは加工・洗練の欠如というより広い文脈で使う。 |
| rough | roughは「表面が粗い・大まかな」という物理的な凹凸感が強く、技術や仕上がりの粗さを指す。crudeよりも「途中段階の荒削り」というニュアンスが強い。 |
| vulgar | vulgarは社会的・道徳的な品位の低さに特化しており、言動が「下品・俗悪」であることを指す。crudeの「洗練のなさ」より、意図的・習慣的な下品さのニュアンスが強い。 |
| primitive | primitiveは「原始的な・発達以前の」という歴史的・段階的な未成熟さを指す。crudeよりも「進化・発展が遅れている」という意味合いが強い。 |
対義語: refined、polished、sophisticated、processed
6派生語・関連語
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crudely
副詞
粗く、ぞんざいに、露骨に -
crudeness
名詞
粗さ、下品さ、未加工であること -
crudity
名詞
粗野さ、下品さ(crudeness よりやや硬い語)
7コロケーション
- crude oil(原油)
- crude estimate / crude approximation(大まかな見積もり・概算)
- crude joke / crude language(下品な冗談・言葉)
8確認テスト
“The scientist presented only the crude data without any statistical adjustment.”
① 下品なデータ
② 補正前の生データ
③ 不正確なデータ
④ 古いデータ
② 補正前の生データ。crudeのコアイメージは「何も加えられていない生の状態」。ここではstatistical adjustment(統計的補正)が一切施されていないデータを指しており、「生の・未調整の」が最も自然。①は言動に対して使う意味で文脈に合わない。③④はcrudeの本来のコアイメージから外れている。
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