sake
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
sakeのコアイメージは「ある目的や利益のために存在する根拠・動機」です。古英語の「sacu(争い・訴訟の原因)」に由来し、「何かを動かす理由・根拠」という意味が根底にあります。現代英語ではfor the sake of〜やfor〜’s sakeの形で使われ、「〜の利益のため」「〜という目的のため」「〜という理由から」という幅広いニュアンスをカバーします。誰か・何かを「動機の中心」として据えるイメージで、純粋に他者の利益のためである場合も、ある目的・価値の追求のためである場合も表せます。「ために」という日本語の訳がぴったりですが、文脈によって「〜のことを思って」「〜の都合で」「〜のためだけに」など微妙なニュアンスの違いが出ます。
2意味一覧
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名詞
(for the sake of 〜 / for 〜’s sake で)〜のために、〜の利益・目的のために
「行動の根拠・動機となる利益や目的」というコアイメージがそのまま現れた用法。誰か・何かを中心に据えた「ためになる動機」を示す。 -
名詞
(for the sake of 〜で)〜という目的のため、〜のために(理由・価値の強調)
利益だけでなく「ある価値や目的そのものを追求すること」も動機の根拠になりうる。例えばfor the sake of argumentは「議論という目的のために=議論のため(仮に)」と使う。 -
名詞
(for goodness’ sake / for heaven’s sake などで)いったい全体、頼むから(感情的強調)
本来「神や善意を根拠として」という意味が転じ、感情を強調する間投詞的表現に発展。驚き・苛立ち・懇願などを強める用法で受験でも出題される。
3例文
4よくある間違い・注意点
for the sake of 〜 と for 〜’s sake は意味はほぼ同じだが形が異なる。「子どもたちのために」はfor the sake of the children または for the children’s sake。どちらも正しいが、所有格が使えない場合(無生物・抽象名詞)はfor the sake of 〜を使うのが自然(例:for the sake of peace「平和のために」)。
for heaven’s sake / for goodness’ sake のような感情的強調表現は「天国・善意のために」と直訳しないよう注意。驚き・苛立ち・懇願を表す慣用表現として丸ごと覚えること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| benefit | 「利益・恩恵そのもの」を指す名詞。sakeが「動機の根拠」を示すのに対し、benefitは「得られる実際の利益」に焦点を当てる。for the benefit of〜でも「〜のために」と訳せる。 |
| purpose | 「目的・意図」を指し、for the purpose of〜で「〜の目的で」。sakeが人や価値への感情的動機を含むのに対し、purposeはより機能的・計画的な意図を指す。 |
| behalf | on behalf of〜で「〜を代表して・〜のために」。sakeが「利益・目的を動機として」という感情的ニュアンスを持つのに対し、behalfは「代理・代表」という側面が強い。 |
6派生語・関連語
7コロケーション
- for the sake of peace(平和のために)
- for old times’ sake(昔のよしみで)
- for goodness’ sake / for heaven’s sake(いったい全体、頼むから)
8確認テスト
“He kept quiet for the sake of avoiding conflict.”
① 衝突を避けることと引き換えに、彼は黙っていた。
② 衝突を避けるという目的のために、彼は黙っていた。
③ 衝突が避けられないという理由で、彼は黙っていた。
④ 衝突を避けたいと思う誰かのために、彼は黙っていた。
正解は②。for the sake of〜は「〜という目的・根拠のために」というコアイメージを持ち、ここでは「衝突を避けること」が行動(黙っていること)の動機の根拠となっている。①は「引き換えに」と訳しており因果関係が逆、③は「避けられない」と意味が逆転、④は特定の人物への利益という解釈でニュアンスがずれる。
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