let
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
letのコアイメージは「妨げを取り除いて、何かが起こるままにする」こと。誰かが何かをしようとしているとき、その障壁を積極的に取り除いてあげるイメージだ。makeが「力を加えて無理にやらせる」のと対照的に、letは「止めずに通す・流す」感覚。だから「許可する」になるし、「そのままにしておく」にもなる。また命令文でLet me…(私にやらせて)やLet’s…(やろう)のように、相手に対して「こちらの行動を止めないでくれ」という提案・依頼にもなる。水が流れるのを堰き止めずに通す、そんなイメージを持つとすべての用法がつながってくる。
2意味一覧
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動詞
〜を許可する、〜させてあげる
相手がしようとしていることの障壁を取り除く=「許可する」。押しつけではなく、自然な流れを妨げない姿勢が根底にある。 -
動詞
〜のままにしておく、〜し続けさせる
止める選択をせずにそのままにする=「放置する・維持する」。積極的に手を加えないことで、その状態が続く。 -
動詞
(家・部屋などを)貸す(主に英国英語)
自分の所有物を相手が使えるよう障壁を取り除く=「貸す」。For Letの掲示は「賃貸物件」を意味し、日本人が見落としがちな重要用法。 -
動詞(命令文)
〜しよう(Let’s)、〜させてください(Let me)
相手に「自分の行動を妨げないでほしい」と伝える=提案・依頼。障壁を取り除いてもらうよう働きかけるニュアンス。
3例文
4よくある間違い・注意点
let + 人 + 動詞の原形(原形不定詞)の構文を間違えて to をつけてしまうミスに注意。✗ Let me to go → ○ Let me go。makeやhelpと同様、使役動詞のあとは原形不定詞になる。
makeとの混同に注意。Let him speak は「彼が話すのを妨げない(自発的に)」だが、Make him speak は「無理にでも話させる(強制)」と、話し手の積極性が全く異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| allow | allowも許可を意味するが、規則や権限に基づいて正式に認める硬めのニュアンス。letは障壁を取り除く自然な許可で、より口語的・日常的。 |
| permit | permitはさらに公式・法的な許可に使われる。書面や規則による承認のイメージが強く、letより格式が高い。 |
| make | makeは力を加えて「無理にさせる(強制)」。letが流れを妨げないのに対し、makeは外から力を加えるため、正反対のベクトルを持つ。 |
対義語: prevent、stop、forbid、prohibit
6派生語・関連語
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let-down
名詞
失望、期待外れ(期待の流れを妨げられた感覚から) -
outlet
名詞
出口、はけ口(out+let:外へ流れ出る場所)
-
inlet
名詞
入り江、流入口(in+let:中へ流れ込む場所)
7コロケーション
- let someone know(〜に知らせる)
- let go of 〜(〜を手放す、〜から解放する)
- let alone 〜(〜はおろか、〜は言うまでもなく)
8確認テスト
“She couldn’t let go of the past and move forward.”
① 彼女は過去を手放すことができず、前に進めなかった。
② 彼女は過去を許可することができず、前に進めなかった。
③ 彼女は過去を貸すことができず、前に進めなかった。
④ 彼女は過去を放っておくことができず、前に進めなかった。
① が正解。let go of は「〜を手放す・解放する」という重要イディオム。コアイメージ「障壁を取り除いて流す」から、「握りしめているものをそのまま流してしまう=手放す」という意味が生まれる。④の「放っておく」もletのニュアンスに近いが、let go of という句全体では「手放す」が最も自然な訳。
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