literary
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
「literary」の語源はラテン語の「littera(文字)」で、「letter(手紙・文字)」と同じ根を持つ。コアイメージは「書かれた文字・テキストの世界に属している」こと。単に「本に関係する」というより、書き言葉が洗練・芸術の域に達した「文学」という高次の世界とのつながりを指す。だから「文学的な」「文芸的な」という意味になるが、転じて「文語的・書き言葉らしい」というニュアンスも持つ。日常の口語表現に対して「文章語として使われるような格調ある表現」という意味合いで使われることも多い。文字と芸術性・格式が結びついたイメージが根底にある。
2意味一覧
-
形容詞
文学の、文芸の
「書かれた文字の世界」が芸術・表現として昇華したものが「文学」。その世界に属するものすべてに使える基本義。 -
形容詞
文学に造詣が深い、文学好きの(人について)
「文学の世界に深く属している人」という拡張。a literary person のように人を修飾して「文学的素養のある」という意味になる。 -
形容詞
文語的な、書き言葉特有の(表現・語法について)
「日常の口語ではなく、書かれた文字の世界に属する言葉づかい」という意味。口語(colloquial)と対比されるときに使う重要な用法で見落とされがち。
3例文
4よくある間違い・注意点
「literal(文字通りの、字義的な)」と混同しやすい。「literary」は「文学に関係する」、「literal」は「比喩でなく字義通りの」という全く異なる意味。発音も似ているため注意が必要(literary: líṭərèri / literal: líṭərəl)。
「文学的」という日本語訳に引きずられ、「文語的な・書き言葉らしい」という意味を見落としがち。辞書や語彙問題でこの語法に出会っても柔軟に対応できるよう、コアイメージから訳を導く練習が大切。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| scholarly | 「学術的・学問的」を指し、文学に限らず広く学問全般の世界に属するイメージ。literaryより硬く、研究・分析のニュアンスが強い。 |
| artistic | 絵画・音楽・演劇など芸術全般に使える語。literaryは「書かれた文字の芸術」に限定されるが、artisticはより広い芸術世界を指す。 |
| textual | 「テキスト・本文に関する」という意味で、文学的価値よりも「書かれたテキストそのもの」に着目する。技術的・分析的なニュアンスが強い。 |
対義語: colloquial(口語の)、oral(口述の)、vernacular(日常語の)
6派生語・関連語
7コロケーション
- literary works(文学作品)
- literary criticism(文学批評)
- literary style(文学的文体・文語的文体)
8確認テスト
“The professor pointed out that the expression ‘whence’ is highly literary and rarely appears in modern spoken English.”
① 文学的価値が高く
② 文語的・書き言葉的であり
③ 比喩的な表現であり
④ 文字通りの意味で
②「文語的・書き言葉的であり」が正解。ここでのliteraryは「日常の口語ではなく、書かれた文字の世界(特に古典・文章語)に属する」という用法。「文学的価値が高い」①では「modern spoken Englishに現れない」という対比が不自然になる。③は「figurative」、④は「literal」の意味であり混同に注意。literaryのコアイメージ「書き言葉の世界に属する」から、文語的・格式的な語法という意味が自然に導き出せる。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。