pay
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
payのコアイメージは「何かに対する代償・報い・埋め合わせを差し出す」こと。お金を払う場合は、商品やサービスの代償としてお金を渡す行為。「もうかる」は「その行為が十分な見返りをもたらす=割に合う」という意味で、代償と報酬の釣り合いが成立する状態を指す。「お返しをする」も同様に、された行為に対する代償を返すニュアンス。そして「覚えておけよ(You’ll pay for this.)」では、相手が「悪い行いの代償を払わされる=報いを受ける」という意味になる。お金に限らず、あらゆる「代償の授受」がpayの本質であり、そこから文脈に応じて多彩な日本語訳が生まれる。
2意味一覧
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動詞
(お金を)払う、支払う
物品やサービスに対する金銭的代償を差し出す、最も基本的な用法。「代償を渡す」というコアイメージがそのまま現れている。 -
動詞
割に合う、もうかる、引き合う
行為が十分な「見返り(代償)」をもたらす状態。Crime doesn’t pay.(犯罪は割に合わない)のように、努力や行為に見合うリターンがあるかを表す。 -
動詞
(悪行の)報いを受ける、代価を払う
自分の行いに対する代償を差し出させられるという意味。You’ll pay for this.(覚えておけよ)のように、否定的な文脈で「報い・しっぺ返し」を表す。 -
動詞
(注意・敬意などを)払う、向ける
pay attention(注意を払う)やpay respect(敬意を表す)のように、お金以外でも「大切なものを差し出す=向ける」というコアイメージが働く。見落とされがちだが頻出。 -
名詞
給料、賃金
労働という行為への代償として受け取るもの。「代償の授受」というコアイメージが名詞化したもの。
3例文
4よくある間違い・注意点
pay attention to の後ろには必ずtoが必要。「pay attention of ~」は誤り。また、「給料をもらう」という意味では receive pay や get paid と表現し、pay単体が「もらう」側の意味になるわけではないことに注意。
「pay for ~」は文脈によって「〜の代金を払う」(肯定的)と「〜の報いを受ける」(否定的)の両方になる。You’ll pay for this. の pay for は前者と混同しやすいが、「悪い行いの代償を払う」という意味であることを文脈で判断すること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| compensate | 損害・不足に対して「補償する・埋め合わせる」というニュアンスが強く、payより改まった・法的な文脈で使われることが多い。 |
| reward | 良い行いや功績に対して「報いる・報酬を与える」意味。payより「評価・称賛」のニュアンスがある。 |
| settle | 未払いの借金や請求書を「清算する・決済する」意味合いが強く、payより「完了・解決」のニュアンスが含まれる。 |
対義語: owe(借りている、借りる)、receive(受け取る)
6派生語・関連語
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payment
名詞
支払い、支払金額 -
payable
形容詞
支払うべき、支払期日が来た -
paid
形容詞
有給の(paid vacation=有給休暇) -
payoff
名詞
見返り、成果、報酬 -
repay
動詞
返済する、恩返しをする
7コロケーション
- pay attention to ~(〜に注意を払う)
- pay off((努力が)報われる、(借金を)完済する)
- pay a visit to ~(〜を訪問する)
8確認テスト
“Studying hard now really pays in the long run.”
①勉強にはお金がかかる
②今一生懸命勉強することは長い目で見れば本当に割に合う
③勉強することは長期的に給料につながる
④今努力して勉強することへの報いが来る
②が正解。payには「(行為が)見返りをもたらす=割に合う・引き合う」という意味があり、「代償(努力)を差し出すことで十分な報酬が得られる」というコアイメージが表れている。①は「お金がかかる」と逆方向の解釈、③は pay を salary(給料)と混同した誤り、④は日本語として不自然で「報いを受ける」は悪い文脈(You’ll pay for this.)のニュアンスであり不適切。
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