repay
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
repayは「re-(戻す)+pay(支払う・与える)」という構造を持つ。コアイメージは「受け取ったものを相手に返す」こと。これは金銭的な「返済」にも、恩・親切・好意などの「お返し」にも使われる。日本語では文脈によって「返す」「報いる」「恩返しする」「報酬を与える」など様々な訳語があてられるが、根底には必ず「受け取った側が与えてくれた相手に相応のものを返す」という双方向のやりとりのニュアンスがある。単に支払うだけの payとは違い、「かつて受けた何かへの応答」という含意が常に伴う点が特徴的だ。
2意味一覧
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動詞
返済する(お金・借りたものを返す)
借りたお金=「受け取ったもの」を相手に戻すという、コアイメージそのままの用法。 -
動詞
報いる・恩返しする(親切・好意に対して)
受けた好意や恩という「無形のもの」を、行動や感謝で相手に返すというコアイメージの拡張。 -
動詞
(努力・読書などが)報われる・見合った価値をもたらす
投資した時間や労力に対して、成果や満足感が「返ってくる」という形で、コアイメージが主語側に戻ってくる用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「repay a favor(好意に報いる)」のように目的語が「favor / kindness / debt」など多様な名詞になることを忘れがち。payは「支払う」という一方通行のイメージだが、repayには必ず「以前受け取ったものへの応答」というニュアンスが含まれる点を意識すること。
「This book repays reading.」のように、モノ・コトが主語になり『〜する価値がある』という意味になる用法は試験にも出やすいが見落とされやすい。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| reimburse | 主に費用・経費の払い戻しに特化した語で、ビジネス・公式場面で使われる。repayより対象が金銭的なものに限定されやすい。 |
| reward | 努力・功績・行動に対して報酬や褒美を与えるニュアンスが強く、repayのように「受け取った恩を返す」という双方向性は薄い。 |
| compensate | 損害・不利益に対して補填・埋め合わせをする意味合いが強く、ネガティブな文脈で使われることが多い。repayはポジティブな恩・好意にも使える。 |
対義語: borrow、receive
6派生語・関連語
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repayment
名詞
返済・恩返し・報酬 -
repayable
形容詞
返済可能な・返還すべき
7コロケーション
- repay a debt(借金を返す)
- repay a favor / kindness(恩に報いる)
- repay a loan(ローンを返済する)
8確認テスト
「The effort you put into learning vocabulary will repay you many times over.」
① 語彙学習に費やした努力は、何倍にもなって返ってくるだろう。
② 語彙学習に費やした努力は、何倍もの借金を生むだろう。
③ 語彙学習に費やした努力は、何倍もの恩着せがましさになるだろう。
④ 語彙学習に費やした努力は、何倍もの費用として請求されるだろう。
① 「努力(受けた苦労)が見返りとして何倍にも戻ってくる」というコアイメージの応用。repay you = あなたに報いる・あなたへの見返りをもたらす、という意味になる。努力が主語になりモノ・コトが「価値や見返りを返す」用法を理解できているかを問う問題。
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