possibly
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
possiblyのコアイメージは「可能性の範囲のギリギリを探る」こと。形容詞possibleが「あり得る・可能な」を意味するのに対し、副詞possiblyはその可能性を意識しながら発話するニュアンスを持つ。「もしかすると」という不確かさの表現に使われる一方、「どうにかして」「どうあっても」という意味になるのも同じコアから来ている。つまり「可能性として想定できる全範囲」を示す副詞であり、疑問文・否定文・can/couldと組み合わさることで「その可能性の端まで届こうとする」丁寧な依頼や「可能性がまったくない」強い否定になる。文脈次第で日本語訳は大きく変わるが、根底には「可能性を意識している」という一本の軸がある。
2意味一覧
-
副詞
もしかすると、ひょっとしたら
不確かだが可能性がある、という「可能性の余地」を表す用法。「その可能性はゼロではない」という気持ちが軸にある。 -
副詞
どうにかして、なんとか(可能かどうかを探るニュアンス)
Could you possibly…? の形で「可能性として……できますか」と、相手の許容範囲を探りながら丁寧に依頼するとき。 -
副詞
どうあっても〜ない、絶対に〜できない(cannot possiblyの形で)
「可能性をどこまで探しても見当たらない」=絶対に不可能、という強い否定。couldやcanの否定形と組み合わさり強意表現になる。 -
副詞
(驚き・疑念を込めて)いったいどうして〜できるのか
How could you possibly…? のように、「可能性が想定できない」という感情的な疑念・非難を強調するのにも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
possiblyとmaybeを混同しやすいが、possiblyのほうが不確実性が高く「ひょっとしたら」というニュアンスが強い。maybeは日常的なカジュアルな推量に使い、possiblyはやや改まった文脈や強調(can/couldとの組み合わせ)で力を発揮する。
cannot possiblyを「もしかすると〜できない」と誤訳しがち。cannot possiblyは「どう考えても絶対に〜できない」という強い否定・強意表現なので注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| maybe | 日常的・口語的な推量で、不確実性は possiblyより低めのことが多い。can/couldとの強意用法はない。 |
| perhaps | possiblyよりわずかに可能性が高いニュアンスを持ち、フォーマルな文体で使われやすい。強意の否定用法はほぼない。 |
| conceivably | 「頭の中で想像すれば可能かもしれない」という思考実験的ニュアンス。possiblyより限定的でフォーマル。 |
対義語: certainly、definitely、impossibly
6派生語・関連語
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possible
形容詞
可能な、あり得る
-
possibility
名詞
可能性
-
impossible
形容詞
不可能な
-
impossibly
副詞
ありえないほど、不可能なほど
7コロケーション
- cannot possibly(どうしても〜できない:強い否定・強意)
- could you possibly…?(〜していただけますか?:丁寧な依頼)
- as … as possibly can(できる限り〜:as soon as I possibly can など)
8確認テスト
“I cannot possibly accept such an unfair offer.”
① もしかすると、私はそのような不公平な申し出を受け入れられないかもしれない
② どうあっても、そのような不公平な申し出を受け入れることは絶対にできない
③ なんとかして、そのような不公平な申し出を受け入れるつもりはない
④ ひょっとしたら、そのような不公平な申し出を私は受け入れてしまうかもしれない
②
【解説】cannot possiblyは「可能性をどこまで探しても見つからない」という強意の否定表現。「もしかすると〜ない」という弱い否定(①)や、肯定的な意味(④)は誤り。「どうあっても〜できない/絶対に〜できない」が最もコアイメージに即した訳。③は意訳が過ぎてpossiblyの強意否定ニュアンスが消えている。
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