sour
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
sourのコアイメージは「酸っぱさ」という感覚的な性質にある。牛乳や食べ物が腐敗・発酵することで酸味が生じる「変質・劣化のプロセス」がこの単語の根底にある。食べ物が新鮮な状態から酸っぱく変わるように、人の表情や感情が「穏やかな状態から歪んだ不快な状態」へ、さらには人間関係や状況が「良好な状態から悪化した状態」へ移行することを表す。つまりsourとは、あるべき良い状態から外れた「不快な変質」という一貫したイメージを持っており、味覚から感情・状況まで幅広く応用される。
2意味一覧
-
形容詞
酸っぱい
食べ物や飲み物が発酵・腐敗によって変質した状態。コアイメージそのものであり、最も基本的な用法。 -
形容詞
不機嫌な、気難しい
温和な表情から歪んだ・酸っぱそうな表情へ「変質」したイメージ。酸っぱいものを食べたときの顔が不機嫌な顔と重なる。 -
形容詞
不快な、嫌な
酸っぱさがもたらす不快感が転じて、状況や体験が「気持ちの悪い」ものになった状態を指す。 -
動詞
(関係・状況などが)悪化する、こじれる
新鮮な食品が腐って酸っぱくなるように、良好だった関係や状況が変質・劣化していくプロセスを表す。go sourの形でよく使われる。 -
形容詞
(土壌が)酸性の
農業・園芸文脈での用法。土壌のpHが酸性方向へ「変質」した状態を指し、植物の生育に適さない不快な状態というコアイメージと一致する。
3例文
4よくある間違い・注意点
「不機嫌な」という意味でsourを使う際、angryやirritatedと混同しがちだが、sourは一時的な怒りではなく「慢性的にひねくれた・不満を抱えた」状態のニュアンスが強い。機嫌が悪い瞬間というよりも、表情や態度に染み付いた不快感を表す。
go sourという熟語的表現を覚えておくこと。関係・計画・状況が「こじれる・悪化する」場面で非常によく使われるが、日本人はbecomes badなどと言いがちで、sourの持つ「変質のプロセス」感が表現できない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| bitter | bitterは「苦い→苦々しい・恨みがましい」で、sourよりも内側から込み上げる深い怨恨や失望を表す。sourが変質した不快感なら、bitterはより持続的・個人的な痛みのニュアンス。 |
| tart | tartも酸っぱい味を表すが、sourよりも「ほどよく鋭い・きつい」ニュアンスがあり、人の言葉遣いが辛辣であることにも使う。悪い意味合いはsourより弱め。 |
| sullen | sullenは「むっつりした・陰気な」という不機嫌さで、sourよりも無口で暗い内向きの不機嫌を表す。sourが顔に出る不快感なら、sullenは引きこもりがちな暗さ。 |
対義語: sweet、pleasant、cheerful
6派生語・関連語
-
sourly
副詞
不機嫌に、むっつりと -
sourness
名詞
酸っぱさ、不機嫌さ -
sourdough
名詞
サワードウ(酸味のある発酵パン生地)
7コロケーション
- go sour(関係・状況などが悪化する)
- sour look / sour expression(不機嫌な顔つき)
- sour taste(酸っぱい味)
8確認テスト
“The negotiations had started promisingly, but things turned sour when both sides refused to compromise.”
① 交渉は和やかに始まったが、双方が妥協を拒んだことで話が酸っぱくなった。
② 交渉は順調に始まったが、双方が妥協を拒んだことで状況がこじれてしまった。
③ 交渉は期待通りに始まったが、双方が妥協を拒んだことで態度が不機嫌になった。
④ 交渉は良い雰囲気で始まったが、双方が妥協を拒んだことで発言が辛辣になった。
② sourのコアイメージは「良好な状態からの変質・悪化」であり、ここではturn sourという形で交渉という状況全体が好ましい状態から「こじれた・悪化した」方向へ変質したことを表している。①は直訳すぎて不自然、③④はsourの一部の意味だけを当てはめており文脈に合わない。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。