hesitate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は19冊に掲載されています。
1コアイメージ
hesitate のコアイメージは「前に進もうとする力が一瞬止まってしまう」状態です。語源はラテン語の haesitare(くっつく・引っかかる)で、何かに引っかかって動けなくなるイメージが根底にあります。行動・発言・決断のどれに対しても使えるのはこのためです。「躊躇する」「口ごもる」「迷う」はどれもこの「一瞬止まる」状態の異なる表れ方。文脈によって日本語訳は変わりますが、根っこにあるのは常に「スムーズに前へ進めない瞬間」です。また、Don’t hesitate to do「遠慮なく〜してください」という定型表現でも、「足を止めないで」=「ためらわないで」というコアイメージが生きています。
2意味一覧
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動詞
躊躇する・ためらう
行動しようとした瞬間に足が止まる状態。コアイメージがそのまま「行動のためらい」として現れたもの。 -
動詞
口ごもる・言いよどむ
発言しようとした瞬間に言葉が止まる状態。「行動」ではなく「言葉」が引っかかって出てこないイメージ。 -
動詞
迷う・決めかねる
決断しようとした意志がどちらにも進めず止まった状態。複数の選択肢の間で「引っかかって」しまうイメージ。 -
動詞
(〜するのを)遠慮する
「Don’t hesitate to do」の形で頻出。足を止めずに行動してほしいという意味合いで「遠慮しないで」と訳すのが最自然。
3例文
4よくある間違い・注意点
「Don’t hesitate to do」を「躊躇しないでください」と直訳しがち。日本語として自然なのは「ぜひ〜してください」「遠慮なく〜してください」。コアイメージを活かして自然な訳に変換しよう。
hesitate は一時的に止まる状態を指すため、長期間悩み続けるニュアンスには wonder や agonize over などの方が適切。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| waver | 決断が揺れ動いている状態に焦点。hesitate が「止まる」なら waver は「ぶれ続ける」イメージ。 |
| pause | 単に一時停止するだけで、迷いや躊躇のニュアンスは含まない。休憩や間(ま)として意図的に止まる場合にも使う。 |
| be reluctant to | 気乗りしない・やりたくないという内面的な抵抗感が強い。hesitate は動作が止まる外から見える状態に近い。 |
| falter | 自信の喪失や弱さからよろめく・ぐらつくイメージ。躊躇よりも「挫けそうになる」ニュアンスが強い。 |
対義語: proceed、act decisively
6派生語・関連語
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hesitation
名詞
躊躇・ためらい(without hesitation「ためらいなく」の形で頻出) -
hesitant
形容詞
躊躇している・気が進まない
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hesitantly
副詞
ためらいがちに・おずおずと
7コロケーション
- Don’t hesitate to do 〜(〜するのを遠慮しないで)
- hesitate to do 〜(〜するのをためらう)
- hesitate for a moment(一瞬ためらう)
8確認テスト
“The soldier didn’t hesitate when the order was given.”
① 兵士は命令が下されたとき、迷わなかった。
② 兵士は命令が下されたとき、口ごもった。
③ 兵士は命令が下されたとき、遠慮しなかった。
④ 兵士は命令が下されたとき、反抗しなかった。
①「迷わなかった」が正解。命令に対してすぐに行動した、つまり「足が止まることなく即座に動いた」というコアイメージが生きている。②の「口ごもる」は発言に関する場面で使うニュアンス。③の「遠慮しなかった」は Don’t hesitate to do の定型表現的な訳で、この文脈では不自然。④の「反抗しなかった」は hesitate にないニュアンス。
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