scenery
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
sceneryは「scene(場面・情景)」に接尾辞「-ery(集合体・全体)」が付いた語で、「目に見える自然の情景全体」がコアイメージ。単なる一枚の写真的な「景色」ではなく、広がりをもって視覚に映り込む自然環境の総体を指す。舞台用語として「舞台装置・背景画」を意味するのも、役者を包む「背景の全体的な作り込み」という同じ発想から来ている。また不可算名詞であることが重要で、sceneryは数えられる個々の「光景」ではなく、あたり一面に広がる環境そのものを捉えている。だからこそ「ヨセミテの自然景観」のような雄大なスケール感と相性が良い。
2意味一覧
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名詞
(自然の)景色、風景
あたり一面に広がる自然環境の総体を指す用法。山・川・森など、広大な自然の視覚的印象全体を一語で表す。 -
名詞
(演劇の)舞台装置、背景画
役者の周囲を取り囲む「背景全体の作り込み」という発想で、舞台上の視覚的環境の総体を指す。コアイメージ「目に広がる舞台」がそのまま演劇用語になった形。
3例文
4よくある間違い・注意点
sceneryは不可算名詞のため、「a scenery」や「sceneries」とは言えない。「美しい景色がいくつかある」と言いたいときは「beautiful pieces of scenery」や「beautiful landscapes」を使う。
「view(特定の場所から見える眺め)」や「landscape(地形・地勢を含む風景画的な景観)」との混同に注意。sceneryは自然環境の全体的な広がりを指し、特定の視点や地形構造よりも「その場に漂う自然の雰囲気全体」にフォーカスされる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| landscape | 地形・農地・建物なども含む視覚的な「風景の構成」を重視し、絵画的・地理的なニュアンスが強い。sceneryが「体験としての自然の広がり」なのに対し、landscapeは「客観的に把握できる景観の構造」に近い。 |
| view | 特定の場所・視点から見える「眺め」を指し、ピンポイント性が高い。「この部屋からの眺めが最高」のように、見る主体の立ち位置が明確な場合に使う。 |
| sight | 複数形sightsで「名所・見どころ」の意味になることが多く、自然よりも観光スポットや人工物に用いられやすい。 |
対義語: urban landscape(都市景観)
6派生語・関連語
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scene
名詞
場面、情景、現場、(劇の)シーン
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scenic
形容詞
景色の美しい、景観の(scenic route:景色の良いルート)
7コロケーション
- breathtaking scenery(息を呑むような絶景)
- enjoy the scenery(景色を楽しむ)
- spectacular mountain scenery(壮大な山岳風景)
8確認テスト
“The director insisted on realistic __scenery__ to make the audience feel they were actually in ancient Rome.”
①景色 ②風光明媚 ③舞台装置 ④自然環境
③舞台装置。directorが観客を古代ローマにいるように感じさせようとしている文脈なので、これは演劇・映画の話。sceneryの「目に広がる背景全体」というコアイメージが舞台用語として使われている典型例。「景色」と即訳してしまうと文脈がつながらない点に注意。
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