well-being
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
well-being は「well(よく・良い状態で)」+「being(存在・あること)」が組み合わさった複合語です。単なる「病気でない」という身体的健康だけでなく、精神的・社会的・経済的な充足感まで含んだ「トータルで良い状態にあること」がコアイメージです。日本語の「健康」だと身体面に偏りがちですが、well-being はWHO(世界保健機関)が「健康とは単に疾病がないことではなく、肉体的・精神的・社会的に完全に良好な状態(well-being)である」と定義したように、人間の存在全体が満たされている様子を指します。文脈によって「健康」「幸福」「福祉」「豊かさ」など様々に訳せますが、どれも根底にある「良い状態で存在している」というイメージから生まれています。
2意味一覧
-
名
(心身の)健康、良好な状態
「良い状態で存在すること」の身体的・精神的側面に焦点を当てたとき「健康」と訳せる。physical well-being / mental well-being のように修飾語で範囲を絞ることも多い。 -
名
幸福、幸せ、充足感
外的条件(収入・環境など)だけでなく内面の満足感も含む。「健康」という訳では収まりきらない精神的・感情的な豊かさを表す場面でこの訳が最も自然になる。 -
名
福祉、厚生(社会・集団レベルで)
個人ではなく社会全体・コミュニティの「良い状態」を論じる文脈では「福祉」や「厚生」と訳す。public well-being(公共の福祉)などがその例。 -
名
(経済的・生活の)豊かさ、生活の質
経済学・政策論の文脈では GDP だけで測れない「生活の豊かさ・クオリティ」を指す語として使われ、この意味を見落としやすい。
3例文
4よくある間違い・注意点
「health」と混同しがちだが、health は主に身体的・医学的な健康状態を指すのに対し、well-being は精神的・社会的・経済的充足感まで含む広い概念。試験の文章で well-being を単に「健康」と訳すと文脈のニュアンスを取り損ねることがある。
well-being は不可算名詞として使うのが基本。「a well-being」や「well-beings」のように冠詞を付けたり複数形にしたりしないよう注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| health | 主に身体的な疾病のなさ・体の良好な状態を指す。well-being より範囲が狭く、精神的・社会的側面は含みにくい。 |
| welfare | 社会的・制度的な「福祉・援助」のニュアンスが強く、政策・行政の文脈で使われることが多い。個人の内面的充足感には使いにくい。 |
| happiness | 喜びや楽しさなど感情的・主観的な「幸せ」に焦点。well-being より一時的・感情的な側面が強く、客観的・包括的なニュアンスは薄い。 |
| flourishing | 人間の潜在能力が十分に発揮されている「繁栄・開花」状態を指す哲学・心理学用語。well-being の概念と重なるが、より「成長・発展」のニュアンスが強い。 |
対義語: ill-being、misery、suffering
6派生語・関連語
-
well
副・形
うまく・良好に/健康な
-
being
名
存在・生き物
7コロケーション
- promote well-being(健康・幸福を促進する)
- mental / physical / emotional well-being(精神的・身体的・感情的健康)
- sense of well-being(幸福感・充実感)
8確認テスト
“Researchers have found that strong social ties are one of the most reliable predictors of long-term well-being.”
① 身体能力
② 幸福感・豊かさ
③ 経済力
④ 知的発達
② 幸福感・豊かさ。social ties(社会的なつながり)が「long-term well-being(長期的な充実した状態)」を予測するという文脈で、身体面だけでなく精神的・社会的な充足感すべてを含む well-being のコアイメージが表れている。「身体能力」「経済力」「知的発達」はどれも一側面しか表さないため不適切。
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