concerning
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
concerningの語源はconcern(関わる・懸念する)であり、その現在分詞が前置詞として定着したものです。コアイメージは「何かを話題・視野の中心に据える」こと。aboutが「周囲を取り囲む」ような漠然とした関連性を示すのに対し、concerningは「その事柄に焦点を絞って正面から向き合う」というニュアンスがあります。そのため、フォーマルな文書・報告書・公式な発言の中でよく使われ、「〜に関して(真剣に・正式に取り上げると)」という含意を帯びます。話し言葉よりも書き言葉・硬い文体に圧倒的に多く登場する点も、このコアイメージから自然に導かれます。
2意味一覧
-
前置詞
〜に関して、〜について(特定の事柄を正式に話題として取り上げる)
ある事柄を視野の中心に据えて正面から扱う、というコアイメージがそのまま「〜に関して」という前置詞的意味につながっています。 -
形容詞(まれ)
心配な、懸念を抱かせる
concern の「懸念・心配」という意味が現在分詞の形容詞的用法として現れたもの。「その事柄が人の心を中心に占拠している」イメージから「気がかりな」という訳になります。口語でやや増えている用法です(例:That’s concerning.「それは心配ですね」)。
3例文
4よくある間違い・注意点
aboutと完全に同義と思いがちですが、concerningはよりフォーマルで「特定の事柄を正面から取り上げる」ニュアンスが強く、日常会話ではやや堅く聞こえます。メールや報告書では自然ですが、友人との雑談でconcerningを使うと不自然になることがあります。
形容詞用法(That’s concerning.「それは心配だ」)は比較的新しい口語表現で、日本の受験参考書にはほぼ載っていませんが、英語ニュースや英会話では頻繁に登場するため注意が必要です。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| about | 最も広く使われる汎用語。日常会話から書き言葉まで幅広く使えますが、concerningほど「正式に焦点を当てる」感じはなく、ゆるやかな関連性も表せます。 |
| regarding | concerningに最も近いフォーマルさを持ちます。ビジネスメールで「Re:」の代わりに使われる語源を持ち、concerningと置き換え可能なことが多いですが、regardingのほうがやや書き言葉的・事務的です。 |
| with respect to | concerningよりもさらに硬く学術的・法律的な文体で使われます。「〜に関する点においては」と、分析・論点の限定をするニュアンスが強めです。 |
| as to | concerningより短く簡潔な表現。「〜については」と、特定の点を絞り込む感覚はよく似ていますが、やや事務的な響きが強くなります。 |
対義語: unrelated to、irrelevant to
6派生語・関連語
7コロケーション
- concerning the matter(その件に関して)― ビジネス・公式文書での定番表現
- concerning allegations(疑惑に関して)― ニュース・声明文での頻出パターン
- a letter/report/statement concerning 〜(〜に関する手紙・報告書・声明)― 公式文書との結びつき
8確認テスト
“The committee issued an official statement concerning the recent policy changes.”
① 最近の政策変更を心配して
② 最近の政策変更に関する
③ 最近の政策変更のせいで
④ 最近の政策変更を無視して
② 最近の政策変更に関する
解説:concerningは前置詞として「〜に関して(を正式に取り上げて)」を意味します。statement(声明)やcommittee(委員会)というフォーマルな文脈がconcerningのコアイメージ(公式に特定事項を中心に据える)とぴったり一致しています。①は動詞concernの「心配させる」用法との混同、③④はconcerningとは無関係な意味です。
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