defy
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
defyのコアイメージは「相手の力・権威・常識に対して、あえて立ち向かい、それに屈しない」こと。語源はラテン語の「信頼を拒絶する(de- 否定 + fidere 信頼する)」にあり、「お前には従わない」という能動的な拒絶の姿勢が核心にある。人物への反抗(権力・権威に逆らう)だけでなく、自然の法則や常識への挑戦(重力に逆らう)、さらには抽象的な困難に立ち向かう(説明を寄せ付けない)という用法まで広がる。いずれも「強い力の前でも屈しない・はね返す」という共通のイメージを持つ。単なる「拒否(refuse)」と違い、対立する力を意識しながら能動的に押し返すニュアンスが強い。
2意味一覧
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動詞
(人・権威・命令に)反抗する、逆らう
権威や権力という「力」に屈せず能動的に押し返す姿勢がコアイメージに直結する。最もオーソドックスな用法。 -
動詞
(法律・規則・常識などを)無視する、破る
社会的なルールや常識という「見えない力」にも屈しないという点でコアイメージと一致。単なる「破る」より意図的な反抗心が込められている。 -
動詞
(物理法則・自然の力などに)抵抗する、はね返す
重力・時間・老いなど自然の力に「屈しない」という比喩的用法。defy gravity(重力に逆らう)のように物理現象にも使える。 -
動詞
(説明・定義などを)不可能にする、寄せ付けない
「どんな言葉も近づけない」「どんな説明もはね返す」という意味。defy description(言葉では言い表せない)は入試頻出の重要表現。
3例文
4よくある間違い・注意点
defy descriptionという熟語を「説明に反抗する」と直訳してしまう誤り。コアイメージ「寄せ付けない・はね返す」を使えば「言葉では言い表せないほど〜だ」という自然な日本語が導き出せる。入試では文脈判断が必須。
refuseと混同しやすいが、refuseは単に「断る・拒否する」であり対立する力への意識は薄い。defyは権威・力・法則などを意識した上で能動的に「押し返す」ニュアンスが強く、より挑戦的・対立的な含意がある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| resist | resistは「抵抗する・耐える」で防御的ニュアンスが強い。defyは「あえて立ち向かう」という能動的・挑発的な姿勢が際立つ。 |
| disobey | disobeyは「命令・規則に従わない」という意味で、指示に対する不服従に限定される。defyはより広く、法則・常識・説明など抽象的なものにも使える。 |
| challenge | challengeは「挑戦する」で競争・挑戦の文脈が中心。defyは権威や力への反抗・反逆のニュアンスが強く、反骨心や反発感がより明確に出る。 |
対義語: obey、comply、submit、yield
6派生語・関連語
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defiance
名詞
反抗、抵抗;in defiance of 〜(〜に反して、〜を無視して) -
defiant
形容詞
反抗的な、反抗心をあらわにした -
defiantly
副詞
反抗的に、挑発的に
7コロケーション
- defy gravity(重力に逆らう)
- defy description(言葉では言い表せない)
- defy the odds(不利な状況に逆らって成功する)
8確認テスト
Her courage in the face of danger defies all explanation.
① 危険を前にした彼女の勇気は、あらゆる説明に反抗した。
② 危険を前にした彼女の勇気は、どんな言葉でも言い表すことができない。
③ 危険を前にした彼女の勇気は、あらゆる説明を必要としなかった。
④ 危険を前にした彼女の勇気は、説明されることを拒否した。
②。defyのコアイメージ「力をはね返す・寄せ付けない」を使えば、defy explanationは「説明という行為をはね返す=どんな説明もできない」という意味になる。①④は「反抗・拒否」という人への用法を当てはめた誤訳。③は意味が異なる。「言葉に言い表せないほどの勇気」という文脈と②が最も自然に一致する。
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