trial
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
trialの根底にあるイメージは「何かを試して、その結果・真実を明らかにしようとするプロセス」です。「裁判」は証拠を試して有罪か無罪かを明らかにする場、「試験・試用」は製品や方法が使えるかどうかを試す行為、「試練」は人が困難に試される経験を指します。いずれも『まだ結果が出ていない段階で、何かが検証にさらされている』という共通のニュアンスがあります。ラテン語のtriare(ふるいにかける・選別する)が語源で、「ふるいにかけられる緊張感」が3つの意味すべてに流れています。
2意味一覧
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名詞
裁判、公判
有罪か無罪かを証拠によって「試して・検証する」公式なプロセス。真実がふるいにかけられる場がまさに法廷での裁判。 -
名詞
試験、試用、試み
製品・方法・人が本当に役立つかを「実際に試してみて確認する」行為。trial and errorという表現にも表れている。 -
名詞
試練、苦難
人が困難によって「ふるいにかけられ、その真価が試される」経験。精神的・肉体的に検証にさらされる状況を指す。 -
名詞
(スポーツ・芸能の)選考試験、オーディション
能力があるかどうかを「試して選別する」場面で使われる。見落とされがちだが頻出の意味。 -
形容詞
試験的な、試用の
trial version(試用版)、trial period(試用期間)のように、本採用前に「試している段階」であることを示す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「試験」と聞くとexamを連想しがちだが、trialは「実際に試してみる」という実験・実地テストのニュアンスが強い。学校の試験(exam/test)とは異なり、製品の試用や薬の臨床試験(clinical trial)のような文脈で使う。
trial and errorを「試練と失敗」と誤読しないこと。これは「試行錯誤」という意味で、「試しては間違え、また試す」プロセスを表す重要な熟語。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| test | testは結果を数値や合否で「判定する」ことに焦点。trialは結果が出るまでの「試みるプロセス」に焦点が当たる。 |
| ordeal | ordealは「耐えがたいほどの試練・苦行」という意味で、trialより苦しさが極端に強調される。trialは客観的・中立的なニュアンス。 |
| experiment | experimentは科学的・体系的な「実験」を指し、仮説を検証する手続き全体を指す。trialは実際の使用場面で試してみることに近い。 |
対義語: verdict(評決・判決)、certainty(確実性)
6派生語・関連語
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try
動詞
試みる、試す(trialと同じ語根)
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trials
名詞(複数形)
trials and tribulations で「あらゆる苦難・試練」という慣用表現
7コロケーション
- stand trial(裁判を受ける・法廷に立つ)
- trial and error(試行錯誤)
- clinical trial(臨床試験)
8確認テスト
“The new drug is currently undergoing clinical trials to determine its safety.”
①この薬は現在、安全性を確認するための臨床裁判を受けている。
②この新薬は現在、安全性を確認するための臨床試験が進行中だ。
③この新薬は現在、臨床的な試練を乗り越えようとしている。
④この新薬は現在、安全性に関して臨床的な選考試験をしている。
②が正解。clinical trialは「薬が本当に安全・有効かどうかを実際に試して検証するプロセス」であり、「臨床試験」と訳すのが最も自然。①の「裁判」は法的文脈の訳で不自然。③の「試練」は薬が苦難に立ち向かうようなイメージになってしまい不正確。④の「選考試験」は人材採用の文脈で使うニュアンスで不適切。コアイメージ「実際に試して検証するプロセス」がそのまま「試験」という訳に結びつく例。
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