scan
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
scanのコアイメージは「表面を素早く・広く・系統的になぞるように調べる」こと。目で水平に動かしながら全体を見渡す動作がベースにある。「じろじろ見る」は目を細かく走らせること、「詳細に調べる」は機器や視線が対象を丁寧になぞること、「スキャン(文書を読み取る)」はセンサーが紙面を一行ずつなぞる動作、どれも「対象の上を移動しながら情報を拾い上げる」という共通の動きから派生している。さらに詩の「韻律を分析する」という意味でも使われるが、これも詩の音節を順になぞって調べる動作である。「ざっと目を通す」というやや矛盾して見える意味も、素早く全体をなぞるという点では同じコアイメージに収まる。
2意味一覧
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動詞
(目・機器で)なぞるように詳細に調べる・スキャンする
センサーや視線が対象の表面を一定の軌跡でなぞり、情報を拾い上げる動作がそのままこの意味になる。 -
動詞
じろじろ見る・(全体を)見渡す
目が対象の上を動き回りながら情報を集める動作で、「くまなく視線をなぞる」ことから「じろじろ見る」「見渡す」になる。 -
動詞
ざっと目を通す・拾い読みする
「素早く全体をなぞる」という動作を強調すると、細部にとどまらず全体を流れるように見ていく「拾い読み」の意味になる。 -
名詞
スキャン・(医療用)精密検査(CTスキャンなど)
機器が体や文書の表面を系統的になぞって情報を取得する行為・その結果を指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「詳細に調べる」と「ざっと目を通す」が同じ単語と知って混乱しがちだが、どちらも「なぞるように動かす」という動作は共通。ゆっくり丁寧になぞれば「精密に調べる」、素早くなぞれば「ざっと見る」になるだけ。文脈で判断することが重要。
examineと混同しやすいが、examineは「一点を深く掘り下げて調べる」のに対し、scanは「面や範囲を動きながら調べる」ニュアンスが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| examine | 一点・一対象を深く・徹底的に調べるイメージ。動き回るscanと異なり、立ち止まって精査する感覚が強い。 |
| browse | 「気ままにざっと見る」ニュアンスで、目的意識が薄い。scanは何かを探す目的をもって全体をなぞることが多い。 |
| scrutinize | 非常に細かく・批判的に調べるという強い意味。scanより調査の強度がはるかに高い。 |
| glance | 一瞬だけちらっと見るという「点的・瞬間的」な動作。scanの「なぞる・動き回る」動作とは対照的。 |
対義語: overlook、ignore
6派生語・関連語
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scanner
名詞
スキャナー・走査装置(文書読み取り機・医療用走査装置など) -
scanning
名詞・形容詞
走査・スキャンしている(scanning electron microscope:走査型電子顕微鏡)
7コロケーション
- scan the horizon(水平線を見渡す)
- scan a document(文書をスキャンする)
- CT/MRI scan(CT・MRIスキャン検査)
8確認テスト
“The security guard scanned the crowd carefully for any suspicious behavior.”
① 警備員は群衆に向かってスキャナーを丁寧に向けた。
② 警備員は不審な行動がないか群衆をくまなく見渡した。
③ 警備員は群衆の中で不審な人物にじっと目を凝らした。
④ 警備員は群衆の書類をひとつひとつ丁寧に調べた。
②が正解。scanのコアイメージは「面・範囲をなぞるように動きながら調べる」こと。群衆(crowd)という広い対象全体を視線でなぞりながら探す動作を表すため、「くまなく見渡す」が最も自然。③の「じっと目を凝らす」は一点に止まるexamineやgazeに近く、動き回るscanとは異なる。
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