browse
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
browseのコアイメージは「特定のものを探すのではなく、興味の赴くままにざっと眺め回す」こと。もともとは動物が草原で草を少しずつついばみながら歩き回る様子を指す言葉で、そこから「あちこちをつまみ食いするように見て回る」というニュアンスが生まれた。本棚の背表紙を順に眺めたり、店内をぶらぶら歩いたり、ウェブページを気ままにクリックして回ったりする行為がすべてbrowse。「目的・目標を定めずに、気の向くままに少しずつ触れていく」という点が本質で、日本語の「閲覧する」よりもずっとリラックスした・漠然とした行為を指す。
2意味一覧
-
動詞
(本・雑誌などを)ぱらぱらとめくる、拾い読みする
草をつまみながら歩く動物のように、ページを少しずつ「つまみ食い」する感覚。精読ではなく、気になったところだけ目を通すイメージ。 -
動詞
(店・図書館などを)ぶらぶら見て回る
特定の商品を探すのではなく、目的なく棚や陳列をゆっくり眺め歩く。「目的なく漂う」コアイメージが空間の移動に表れている。 -
動詞
(インターネット・ウェブを)閲覧する、サーフィンする
現代の最重要用法。ウェブページをあてもなくクリックして渡り歩く行為はまさに「草をついばみながら歩く」コアイメージと一致する。 -
動詞
(動物が)草をはむ、草を食べながら歩く
browseの語源そのもの。他の意味の根っこにあるオリジナルの意味で、知っておくとコアイメージが鮮明になる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「browse」を「search(特定のものを検索・探す)」と混同しないこと。browseは目的なく眺め回すのに対し、searchは「特定のものを能動的に探す」ニュアンスが強い。店員に「Just browsing.(ただ見ているだけです)」と言えるように、browseには「目的・意図がない」という含みがある。
「閲覧する」という訳語に引きずられて、堅い・フォーマルな行為のイメージを持ちがちだが、browseはむしろカジュアルでリラックスした行為。「ウェブを閲覧する」と訳す場面でも、実態は「気ままにネットをぶらぶらする」程度のニュアンスであることを忘れずに。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| skim | 文章や本を「速く・表面的に」読み飛ばすことに特化。browseより目的意識があり、空間を歩き回る意味では使えない。 |
| glance | 「ちらっと一瞬見る」という瞬間的な行為。browseのように「時間をかけて漂いながら眺める」継続性はない。 |
| surf(the internet) | インターネット閲覧限定のカジュアルな表現。browseはウェブ以外にも使えるが、surfはウェブサーフィン専用。 |
| peruse | フォーマルな語で「じっくり丁寧に読む」ニュアンス。browseとは真逆で、精読に近い。 |
対義語: search、seek
6派生語・関連語
-
browser
名詞
(ウェブ)ブラウザ;ぶらぶら見て回る人 -
browsing
名詞・動名詞
閲覧(行為);見て回ること
7コロケーション
- browse the internet / web(ネットを閲覧する)
- browse through a magazine(雑誌をぱらぱらめくる)
- just browsing(ただ見ているだけです)
8確認テスト
“I wasn’t looking for anything in particular — I was just browsing through some old photo albums.”
① アルバムを丁寧に精読していた
② アルバムをくまなく検索していた
③ アルバムをぱらぱらとめくって眺めていた
④ アルバムをまとめて整理していた
③。「I wasn’t looking for anything in particular(特に何かを探していたわけではない)」という文脈が、browseのコアイメージ「目的なくゆったり眺め回す」と完全に一致する。①の「精読」はperuse、②の「くまなく検索」はsearchのニュアンスであり、browseとは逆。
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