give
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
giveのコアイメージは「自分の側にあるものを相手の側へ移す」こと。物理的な物体の受け渡しだけでなく、情報・感情・影響・機会など、あらゆる「何か」を相手に届けるという動きを表す。重要なのは「移動の方向性」であり、話し手(または主語)から相手へという一方向のベクトルが常に存在する。だから「与える」にも「教える」にも「提示する」にも使えるし、「頭痛を与える(引き起こす)」のように、ある出来事が人に影響を与えるという意味にも自然に拡張される。日本語の「与える」よりもずっと広い用法を持つことを意識しよう。
2意味一覧
-
動
与える・渡す
物や金など有形のものを自分の側から相手の側へ物理的に移す、コアイメージそのままの用法。 -
動
(情報・説明などを)教える・提示する
情報や説明を「自分の知識」から相手の頭の中へ移すイメージ。giveは「渡す側の行為」に焦点がある。 -
動
(機会・権利などを)認める・与える
許可や権限を自分の持つ権限の範囲から相手に移譲するイメージ。「認める」はそのニュアンスを日本語に置き換えた表現。 -
動
(感情・影響・状態を)もたらす・引き起こす
感情や身体的感覚も「相手の側に移せるもの」と捉え、主語が対象に何らかの変化を与えるときに使う。「頭痛をもたらす」などが典型例。 -
動
(時間・労力を)費やす・捧げる
自分の持つ時間やエネルギーを相手や目的のために差し出すイメージ。「give time to ~」などで頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
「give=与える」と丸暗記すると、give a speech(スピーチをする)・give a smile(微笑む)・give a headache(頭痛を引き起こす)など「与える」では不自然な文に対応できなくなる。「何かを相手の側へ移す」というコアイメージで捉え、文脈ごとに自然な日本語を探す習慣をつけよう。
give と offer を混同しやすいが、offerは「相手が断れる選択肢として差し出す」ニュアンスが強く、give は相手の承諾の余地を含意しない。例えばoffer a job(仕事を提案する)に対し、give a job(仕事を与える)は既に決定した行為を指す。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| offer | 相手が受け取るかどうか選べる状態で「差し出す」ニュアンス。giveよりも相手の意志を尊重する控えめな提示。 |
| provide | 必要なものを供給・確保するという機能的・組織的なニュアンスが強い。感情的なやりとりには使いにくい。 |
| grant | 権限のある者が正式に許可・付与するという格式ばったニュアンス。giveより「認める」の側面が強い。 |
| hand | 「手渡す」という物理的な動作に限定される。giveよりも具体的・即物的。 |
対義語: take、receive
6派生語・関連語
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given
形・前・接
(形)決まった・特定の、(前・接)~を考慮すると・~があれば
-
giveaway
名
無料配布品、(思わず本音を)暴露してしまうもの -
give-and-take
名
妥協・譲り合い・相互譲歩
7コロケーション
- give a speech(スピーチをする)
- give someone a call(〜に電話する)
- give rise to ~(〜を引き起こす)
8確認テスト
“The news gave the whole team great confidence.”
① 教えた
② 渡した
③ もたらした
④ 提示した
③ もたらした。このgiveは「ニュース」という出来事がチームに「自信」という感情・状態を生じさせているので、「引き起こす・もたらす」が最も自然。「与えた」でも意味は通るが、日本語として「感情をもたらした」の方が自然な表現であり、コアイメージ(何かを相手の側へ移す)の感情・状態への拡張用法を理解しているかを問う問題。
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