mutation
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
mutationはラテン語の「mutare(変える)」に由来し、単なる表面的な変化ではなく、「根本的な性質・形・構造そのものが別のものへと変わること」を表す。日常語のchangeが幅広い変化を指すのに対し、mutationは「元の形から離れて別の形へと転じる、不可逆的で本質的な変化」というニュアンスが核にある。生物学では遺伝子や細胞レベルでの根本的な変質(突然変異)を指し、言語学では音が歴史的に変化すること(ウムラウト変音)を指すなど、分野を超えて「本質が変わる変容」という共通イメージで使われる。
2意味一覧
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名詞
突然変異(生物の遺伝子・細胞レベルでの根本的変化)
細胞やDNAという「根幹」が別の形へと変わるという、コアイメージが最も直接的に現れた用法。一度起きると元に戻りにくい点も「根本的な変化」と一致する。 -
名詞
(性質・形などの)根本的な変化・変容
生物学に限らず、制度・言語・社会など何かの「本質や構造」が別の状態へと転換するときに使われる。単なる改善や修正ではなく、別物になるほどの変化を指す。 -
名詞
(言語学)変音・音変化
音の性質そのものが歴史的に変わるという言語学的プロセスにも使われる。ドイツ語のウムラウト(a→ä など)がその代表例で、「音の根本が別の形に変わる」というコアイメージに沿っている。
3例文
4よくある間違い・注意点
mutationは「わずかな変化」ではなく「根本的・構造的な変質」を表す。changeやmodificationと違い、元の状態には簡単に戻れないような変化のニュアンスが含まれるため、小さな改善や調整にmutationを使うのは不自然。
日本語の「突然変異」というイメージが強いため、生物学以外の文脈(社会・言語・文化など)でのmutationを「変容・変質・変化」と訳せず、意味を誤解しやすい。文脈に応じて柔軟に読み取ること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| transformation | 外見・性質が大きく変わることを広く指し、mutationより肯定的な文脈でも使われる。mutationは「制御されていない、意図外の根本変化」のニュアンスが強い。 |
| alteration | 意図的・部分的な変更を指すことが多く、mutationより変化の規模が小さい。mutationは本質レベルの変質を含意する点で異なる。 |
| variation | 同じ種・集団の中での個体差・多様性を指す。mutationが「元から別物になる変化」であるのに対し、variationは「同じ枠内でのばらつき」というニュアンス。 |
対義語: stability(安定性)、constancy(不変性)
6派生語・関連語
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mutate
動詞
突然変異する・根本的に変化する -
mutant
名詞・形容詞
突然変異体(の)・変異した -
mutable
形容詞
変わりやすい・可変の -
immutable
形容詞
不変の・変えられない
7コロケーション
- genetic mutation(遺伝子突然変異)
- undergo a mutation(変異を遂げる)
- a mutation in a cell(細胞の突然変異)
8確認テスト
The language has undergone a significant mutation over centuries, making ancient texts nearly unreadable to modern speakers.
①突然変異
②変音
③根本的な変容
④修正
③根本的な変容。この文は言語が何世紀もかけて「本質的に別の形に変わった」ことを述べており、mutationのコアイメージ(根本から変わること)が文化・言語的文脈で現れている。①は生物学用語として限定的すぎ、②は音韻変化の専門用語として狭すぎ、④のmodificationは意図的・部分的な修正を意味するため文意に合わない。
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