sample
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
sampleのコアイメージは「大きな集合や全体から、その代表として取り出した一部分」です。スーパーの試食、研究の検体、アンケート調査の対象者群——これらはすべて「全体を代表するために選ばれた小さな部分」という点で共通しています。動詞では「その一部を実際に試してみる・採取する」という行為を表します。日本語の「サンプル」がすでに定着していますが、英語のsampleはビジネス・科学・統計など幅広い文脈で使われ、「味見する」「試聴する」「検体を採る」など日本語訳は文脈次第で大きく変わります。「全体を知るための小さな窓口」というイメージを持つと、どの文脈でも意味を自然に導き出せます。
2意味一覧
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名詞
見本・標本・サンプル(全体を代表する一部)
大きな全体から「代表として切り取られた一部」がそのままsampleの基本義。試食品・製品サンプル・血液検体・統計の標本すべてこのイメージで一元的に理解できる。 -
動詞
~を試してみる・(少量を)味わう/検体を採取する
「全体から一部を取り出す」行為そのものが動詞化したもの。食べ物を少し味見する・音楽の一部を試聴する・組織から細胞を採るなど、いずれも「全体を知るために一部を試す」行為。 -
名詞(統計)
標本・サンプル(母集団から抽出された調査対象のグループ)
統計学では「母集団(全体)から代表として引き抜いた部分集合」がsample。全体を調べられないとき、その縮図として機能する点がコアイメージに直結している。 -
形容詞
見本用の・サンプルの
「全体を代表するために用意された」という修飾語としての用法。a sample copy(見本部数)のように名詞を修飾し、「本物の縮図・代表例」というニュアンスを加える。
3例文
4よくある間違い・注意点
sampleは「見本・標本」という名詞用法ばかり意識されがちだが、動詞として「試してみる・採取する」の意味でも頻繁に使われる。’sample the local cuisine’(地元料理を試食する)のような動詞用法を見落とさないようにしよう。
statisticsの文脈でのsample(標本)はspecimen(生物・地質などの具体的な実物標本)と混同しやすい。sampleは「集合から抽出した代表例」、specimenは「観察・研究のために保存された具体的な実物」とイメージで区別しよう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| specimen | 実物として保存・観察される具体的な標本(昆虫標本・岩石サンプルなど)に使われる。sampleが「代表として選んだ一部」なら、specimenは「そのもの自体を保存・展示するための実物」というニュアンス。 |
| example | 「典型例・例示」のニュアンスが強く、全体から物理的に切り取るというより「説明のために示す事例」。sampleは実物を渡せるが、exampleは概念的な場合も多い。 |
| prototype | 量産前の「試作品・原型」を指し、全体を代表するというより「これから作るものの最初のモデル」。sampleより開発・製造の文脈に限定される。 |
対義語: whole、entirety
6派生語・関連語
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sampling
名詞
標本抽出・サンプリング(統計);試食・試飲;音楽のサンプリング -
sampler
名詞
試供品セット;サンプラー(音楽機器);標本採取者
7コロケーション
- take a sample(サンプルを採取する/試供品を取る)
- free sample(無料サンプル・試供品)
- random sample(無作為標本/ランダムサンプリング)
8確認テスト
“During the trip, we sampled street food from every market we visited.”
① 街の食べ物を購入した
② 街の食べ物を写真に撮った
③ 街の食べ物を少しずつ試食した
④ 街の食べ物を持ち帰った
③ sampleの動詞用法「(全体を知るために)少量を試してみる」がそのまま表れている。旅先の各マーケットで出会う膨大な食の「全体」のなかから、少しずつ「一部を取って試した」というコアイメージがぴったり当てはまる。「試食した」が最も自然な訳。
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