steel
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
steelのコアイメージは「鉄を精錬・鍛えることで生まれた、比類なき硬さと強靭さ」です。ironが「天然の鉄」であるのに対し、steelは人が意図的に炭素を加えて鍛えた「鋼鉄」。この「鍛え上げられた揺るぎない強さ」こそが核心です。そのため、名詞として素材を指すだけでなく、「steel oneself(心を鋼のように固める→覚悟を決める)」という動詞用法や、「steel nerves(鋼の神経→鉄の意志)」のような比喩的形容にも広がります。単なる金属の話にとどまらず、精神的な強さ・硬さを表すときにも使われるのはこのコアイメージゆえです。
2意味一覧
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名
鋼、鋼鉄
鉄に炭素を加えて精錬した「鍛えられた金属」そのもの。硬く強いことが素材としての本質。 -
動
(心・神経などを)奮い立たせる、覚悟を決める
「steel oneself」の形で「自分を鋼のように固める」→「決意を固める・腹をくくる」という意味になる。コアイメージの比喩的拡張。 -
形
鋼鉄製の、鋼のように硬い・冷徹な
「steel blue(鋼色の青)」「steel nerves(鉄の意志)」など、素材または比喩として「硬く揺るぎない」性質を形容する。
3例文
4よくある間違い・注意点
ironとsteelを混同しやすい。ironは「天然の鉄・加工前の鉄」、steelは「炭素を加えて精錬した鋼鉄」で別物。日本語ではどちらも「鉄」と訳されることがあるが、英語では厳密に区別される。
steelが動詞として使われる「steel oneself」を知らずに名詞しか覚えていないと、読解でつまずく。「She steeled her resolve.(彼女は決意を固めた)」のような文で意味が取れなくなる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| iron | ironは天然・未精錬の「鉄」そのもの。steelは炭素を加えて鍛えた「鋼」。比喩的にもironは「強靭さ」、steelは「冷徹なほどの硬さ・揺るぎなさ」のニュアンスが強い。 |
| metal | metalは「金属」全般を指す上位概念。steelはその中の特定素材であり、「鍛えられた硬さ」という具体的イメージを持つ。 |
| resolve | 動詞的用法(覚悟を決める)の類義語。resolveは「意志を確立する」で内面的な決断、steel oneselfは「心を固くする・身を引き締める」という身体感覚を伴うニュアンスがある。 |
対義語: weakness(弱さ)、yield(屈服する)
6派生語・関連語
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steely
形
鋼のような、冷徹な、断固とした(例:a steely gaze 冷徹な視線) -
steelworks
名
製鉄所、鉄鋼工場 -
steel-clad
形
鋼板で覆われた、装甲した
7コロケーション
- steel oneself(覚悟を決める、気を引き締める)
- stainless steel(ステンレス鋼)
- nerves of steel(鉄の神経、度胸)
8確認テスト
“The surgeon steeled himself and began the difficult operation.”
① 外科医は鋼鉄を手に取り、難しい手術を始めた。
② 外科医は鉄製の器具を使い、難しい手術に取りかかった。
③ 外科医は覚悟を決め、難しい手術を始めた。
④ 外科医は疲れを感じながら、難しい手術を始めた。
③が正解。steelが動詞として使われた「steel oneself(心を鋼のように固める→覚悟を決める)」の用法。①②はsteelを名詞・素材として誤読したもの。コアイメージの「鍛えられた揺るぎない強さ」が、精神的な「覚悟・気の引き締め」として比喩的に使われていることを理解することがポイント。
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