behind
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
behindのコアイメージは「ある基準点・前進する流れの後ろ側」です。単純な空間的な「後ろ」だけでなく、時間・進捗・支持といった抽象的な概念にも広がります。「前に進むべき流れ」から外れた位置、つまり「本来あるべき場所より後ろ」というニュアンスが根底にあります。だから「遅れている」(スケジュールの前進から取り残された)にも、「残されて」(集団の前進から取り残された)にも、「~を支持して・背後に立って」(人の背後から支える)にも、同じコアイメージが働いています。
2意味一覧
-
副詞・前置詞
(空間的に)後ろに・後ろで
最も直接的なコアイメージ。ある人・物の「前進方向の後方」という位置関係を表す。 -
副詞
(人・物を)残して・置いてきて
集団や場所が前へ動いた後、「後方に取り残された状態」というコアイメージから。leave behind(置き去りにする)が典型例。 -
副詞・前置詞
(進捗・時間が)遅れて
スケジュールや期待という「前進の流れ」に対して後方に位置するイメージ。be behind schedule(予定より遅れている)がこれ。 -
前置詞
~を支持して・~の背後に立って
人の「背後に立って支える」イメージから。be behind a plan(計画を支持している)のように「陰で支える」ニュアンスになる。 -
前置詞
(原因・動機が)~の裏に・陰に
表面上見えない「背後」という位置から「表に見えない原因や動機」を指す用法に発展。What is behind this decision?(この決断の裏に何があるのか?)のように使う。
3例文
4よくある間違い・注意点
「後ろ」という訳語を丸暗記すると、be behind schedule(遅れている)やWhat’s behind it?(その裏には何が?)のような抽象的な用法で意味が取れなくなる。「前進する流れから後ろ側にある」というコアイメージで捉えると、どの文脈でも意味が推測できる。
after との混同に注意。after は「時間・順序の後」に使い、behind は「空間的な後ろ」や「遅れ・残留」に使う。例:come after me(私の後に来て)vs. come behind me(私の後ろを歩いて来て)。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| after | 時間・順序の「後」に特化。空間的な後ろや「遅れ」の意味はなく、位置関係より順番・継続のイメージが強い。 |
| in back of | 主に空間的な「後ろ」のみを表すカジュアルな表現。behind のように「遅れ」「支持」などの抽象的な意味には使えない。 |
| back of | 口語的で、behind の空間的用法の一部を代替する程度。意味の広がりはbehindより限定的。 |
対義語: ahead、in front of、before
6派生語・関連語
-
behindhand
形容詞・副詞
遅れた・時代遅れの
7コロケーション
- leave … behind(~を置き去りにする・後ろに残す)
- be behind schedule(予定より遅れている)
- fall behind(遅れを取る・後れを取る)
8確認テスト
“There must be a strong motive behind his sudden resignation.”
① 彼の突然の辞職は、後ろ向きな動機に違いない。
② 彼が突然辞職した後に、強い動機があるはずだ。
③ 彼の突然の辞職の裏には、強い動機があるに違いない。
④ 彼の突然の辞職に、強い動機が残されているはずだ。
③
「裏に・陰に」という意味のbehind。表面上見えない「背後」というコアイメージが「表に出ていない原因・動機」を表す用法に発展している。①は訳が不自然、②はafterと混同した誤り、④はleave behindの「残す」と混同した誤り。
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