barometer
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
barometerの語源はギリシャ語の「baros(重さ・圧力)」+「metron(測る)」。元々は大気圧を測る「気圧計」という物理的な計測器を指す。大気圧は天気の変化を予測する手がかりになるため、そこから転じて「何かの状態や変化を示す指標・目安」という比喩的な意味が生まれた。コアイメージは「目に見えないものを数値や変化として可視化し、現状を映し出すもの」。気圧計が空気の状態を示すように、社会・経済・感情など抽象的なものの「今の状態」を測る道具として機能する。そのため日本語では文脈に応じて「指標」「バロメーター」「目安」「風見鶏」などと訳し分けることができる。
2意味一覧
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名
気圧計(大気圧を測る計器)
語源そのものの意味。大気圧(baros)を測る(metron)器具で、天気予報に使われる物理的な計測器。 -
名
指標・バロメーター(状況や変化を示す目安)
気圧計が天気の変化を映し出すように、社会・経済・人の心などの「見えない状態」を可視化するものへと比喩が広がった用法。 -
名
世論・流行の動向を示すもの(世の中の空気を読む指標)
特に世論調査や選挙結果、消費動向など、社会の「空気感」を数値や傾向で示すものを指す用法。ニュースや論説文で頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
「バロメーター」という日本語外来語が日常的に使われるため、英語でも常にbarometerと書くと思いがちだが、発音はbərάməṭɚ(バ「ロ」ではなく「ラ」に近い)。特にアクセント位置(第2音節)を間違えやすいので注意。
indicatorやindexと同じ「指標」と訳されがちだが、barometerは「変化や状態の傾向をざっくり読み取る」ニュアンスが強く、indicatorのように厳密な定量的測定値を指す場合には使いにくい。比喩的・定性的な文脈で使われることが多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| indicator | より定量的・客観的な「数値指標」のニュアンスが強い。統計やデータとセットで使われることが多く、barometerより硬い表現。 |
| index | 特定の基準に基づいて算出される「指数」(例:consumer price index)。barometerより厳密に定義された数値を指すことが多い。 |
| gauge | 「測定する道具・基準」の意味でbarometerに近い比喩表現。ただしgaugeは動詞(〜を測る)としても使えるのに対し、barometerは名詞専用。 |
| yardstick | 「評価基準・物差し」のニュアンスで、何かを判断する際の基準点を強調。barometerが「状態の変化を読む」のに対し、yardstickは「良し悪しを測る基準」に使われやすい。 |
6派生語・関連語
-
barometric
形
気圧の、気圧計の(例:barometric pressure=気圧) -
barometrically
副
気圧計的に(専門的文脈でまれに使用)
7コロケーション
- a barometer of 〜(〜の指標・目安)
- serve as a barometer(指標として機能する)
- a reliable barometer(信頼できる指標)
8確認テスト
“Consumer spending is widely regarded as a barometer of economic health.”
① 消費者支出は経済的健全性の障壁として広くみなされている。
② 消費者支出は経済的健全性を示す指標として広くみなされている。
③ 消費者支出は経済的健全性の解決策として広くみなされている。
④ 消費者支出は経済的健全性の原因として広くみなされている。
②
【解説】barometerのコアイメージは「目に見えない状態を可視化する測定器」。消費者支出(consumer spending)が多い・少ないを見ることで、経済の「健康状態」が読み取れる、という比喩。「指標」「バロメーター」「目安」などが適切な訳。①の「障壁」③の「解決策」④の「原因」はいずれもbarometerのコアイメージ(状態を映し出す)から外れている。
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