cook
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
cookのコアイメージは「熱や火を使って食材を変化させるプロセス」です。単に「焼く」「煮る」「蒸す」などの個別の調理法を指すのではなく、生の状態から食べられる状態へと変容させる行為全体を包括します。だからこそ、主語が人(料理する)でも食材そのもの(火が通る・熱が入る)でも使えます。また比喩的に「(計画などを)こっそり企てる」という意味にも広がります。これは「材料をこっそり混ぜ合わせて何かを作り上げる」というイメージがそのまま転用されたものです。
2意味一覧
-
動詞(他動詞)
(食材を)料理する、調理する
人が意図的に熱を加えて食材を変化させる行為。「誰かが変化を起こす側」として使われる。 -
動詞(自動詞)
(食材が)火が通る、熱が入る、煮える・焼ける
食材そのものが「熱によって変化していく」状態を主語にした用法。「変化のプロセス」というコアイメージがそのまま現れる。 -
動詞(他動詞・口語)
(帳簿・データなどを)ごまかす、改ざんする
cook the books(帳簿をごまかす)のように、元の数字に「手を加えて別物に変える」というコアイメージが比喩的に使われたもの。 -
名詞
料理人、コック
「熱を加えて変化させる人」、すなわち調理を行う人を指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
自動詞と他動詞を混同しがちです。’I’m cooking dinner.’(私が夕食を作っている)と ‘Dinner is cooking.’(夕食が調理されている・火が通っている)は主語が異なります。後者は食材が主語になる自動詞用法で、日本語では「〜が煮えている/焼けている」と訳すのが自然です。
cookは調理法を問わない大きな概念です。boil(茹でる)・fry(炒める・揚げる)・bake(オーブンで焼く)・grill(直火で焼く)などは特定の調理法を指す下位概念。「どんな方法で熱を加えるか」を問わずまとめて言いたいときはcookを使いましょう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| prepare | 食事の準備全般を指し、熱を加えない工程(切る・盛り付けるなど)も含む。cookより広い概念。 |
| bake | オーブンを使って乾熱で焼くことに特化。パンやお菓子に使うことが多く、cookの下位概念。 |
| make | make dinner/lunchのように料理を「作る」意味でも使えるが、cookは「熱を加える」プロセスに焦点が当たる点が異なる。 |
対義語: eat raw、serve uncooked
6派生語・関連語
-
cooking
名詞・形容詞
料理(行為・技術)、調理用の -
cooked
形容詞
火が通った、調理済みの -
cooker
名詞
調理器具(特にコンロ・オーブン)。英国英語で多く使われる。 -
cookbook
名詞
料理本、レシピ本
7コロケーション
- cook a meal(食事を作る)
- cook from scratch(ゼロから手作りする)
- cook the books(帳簿を改ざんする)
8確認テスト
“Leave the soup to cook for another 20 minutes.”
① スープをさらに20分間、料理してください。
② スープをさらに20分間、煮込ませておいてください。
③ スープをさらに20分間、放置してください。
④ スープをさらに20分間、冷ましてください。
②
ここでは leave A to cook という形で「Aを〜の状態にさせておく」という自動詞用法です。主語はスープ(食材)自身であり、「熱によって変化し続ける」というコアイメージが現れています。「煮込ませておく・火を通し続ける」が最も自然な訳です。①は人が能動的に調理するニュアンスが出てしまい不自然、③④はcookの意味を無視しています。
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