distraction
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
distractionの語源は、ラテン語の「dis-(離れて)+trahere(引っ張る)」で、「注意や心が引き裂かれること」がコアイメージです。人が何かに集中しようとしているとき、その意識を別の方向へ「引きずり出してしまうもの」、またはそうした「引きずり出される状態」そのものを指します。文脈によって「気を散らすもの(原因)」にも「気晴らし(結果・目的)」にもなりますが、どちらも「本来の焦点から意識がズレる」というイメージで統一されています。さらに、この「引き裂かれる」感覚が極端になると「錯乱・混乱」という意味にも発展します。
2意味一覧
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名
気を散らすもの・注意をそらすもの
集中を「引き裂いてしまう外的な原因」そのものを指す。スマホや騒音など、注意を本来の対象から別の方向へ引っ張る存在。 -
名
気晴らし・息抜き
ストレスや悩みから「意識を意図的に引き離す」という文脈では、ポジティブな「気晴らし」の意味になる。引き裂かれる方向が「救いの方向」になるイメージ。 -
名
錯乱・取り乱した状態(やや古風・文語的)
精神が極限まで「引き裂かれた」状態を指す。grief to the point of distraction(錯乱するほどの悲しみ)のように、感情が限界を超えた状態を表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「気晴らし」の意味でdistractionを使うとき、relaxation(リラックス)や entertainment(娯楽)とは異なり、「何か別のことから意識をそらす」という前提が含まれる。純粋な楽しみではなく「逃げ場・意識のすり替え」のニュアンスがある点に注意。
drive someone to distraction という慣用句は「錯乱させる」という意味で、日常会話でも使われる重要表現。distractionを「気晴らし」や「気を散らすもの」の意味だけで覚えていると、この用法で詰まりやすい。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| interruption | 物事の流れを「中断させる」こと自体に焦点。distractionが「注意の方向を変える」のに対し、interruptionは「途中で止める・割り込む」という行為的なイメージ。 |
| diversion | 「方向を変えること・そらすこと」という意味では近いが、diversionは「迂回路」「娯楽」としてニュートラルかポジティブな文脈で使われることが多い。distractionより計画的・意図的なニュアンス。 |
| preoccupation | 「心が何かに占有されてしまっている状態」。distractionが外から引っ張られるのに対し、preoccupationは内側の思考が頭を離れない状態で、より内向き。 |
対義語: concentration、focus
6派生語・関連語
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distract
動
(注意・心を)そらす、散らす
-
distracted
形
気が散っている、上の空の -
distracting
形
気を散らすような、集中を妨げる
7コロケーション
- cause a distraction(気を散らす原因を作る)
- serve as a distraction(気晴らしになる)
- drive someone to distraction(〜を錯乱させるほど悩ませる)
8確認テスト
“He turned to exercise as a distraction from his grief.”
① 気を散らす原因
② 気晴らし・紛らわし
③ 錯乱状態
④ 妨害行為
② 気晴らし・紛らわし。「from his grief(悲しみから)」という表現から、悲しみという本来の感情から意識を意図的に別方向へ「引き離すもの」として運動を使っていると読み取れる。これはdistractionのコアイメージ「意識を引き裂く」がポジティブな文脈で機能した典型例で、「気晴らし・紛らわし」が最も自然。
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