illness
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
illnessのコアイメージは「健康(wellness)からかけ離れた、心身が正常に機能していない状態」です。接頭辞ill-は「悪い・不十分な」という意味を持ち、-nessは「状態」を表す接尾辞。つまり「悪い状態そのもの」がillnessの本質です。sickness(具合が悪い瞬間・症状)やdisease(医学的に特定された疾患)と異なり、illnessは「病気を抱えている期間・体験全体」を包括的に指します。身体的な病気だけでなく、mental illness(精神疾患)のように心の不健全な状態にも使われるのは、このコアイメージによるものです。
2意味一覧
-
名詞
病気、疾患(体験・期間としての)
「健全でない状態が続いていること」そのものを指すため、「病気にかかっている(期間)」という体験全体を表す。 -
名詞
精神的な不調、心の病
コアイメージが「心身の不健全な状態」全般を包むため、mental illnessのように精神的な領域にも自然に使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
illnessとdiseaseは混同しやすいが、diseaseは医学的に名前がついた特定の疾患(例:heart disease)を指し、illnessはその病気を「体験・経過している状態」を指す。「彼はその病気から回復した」はHe recovered from his illness.が自然で、diseaseだと「医学的疾患の名称」を指す感覚が強くなる。
sicknessと比べると、sicknessは「吐き気・船酔い」など具体的な症状やその瞬間の不調に使われることが多い(例:motion sickness)。illnessはより包括的で長期的な状態を表す。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| disease | 医学的に診断・命名された特定の疾患そのものを指す。illnessが「体験・状態」なのに対し、diseaseは「医学的実体」に焦点がある。 |
| sickness | 具体的な症状や一時的な不調(吐き気・酔いなど)を指すことが多く、illnessより口語的・短期的なニュアンスを持つ。 |
| ailment | 比較的軽い慢性的な不調・持病のニュアンスが強い。illnessより改まった・やや文語的な語。 |
対義語: health、wellness
7コロケーション
- serious illness(重篤な病気)
- mental illness(精神疾患)
- suffer from an illness(病気を患う)
8確認テスト
She showed great courage throughout her long illness.
①彼女は長い入院生活を通じて大きな勇気を見せた。
②彼女は長期にわたる闘病の中で大きな勇気を発揮した。
③彼女は病気にかかった瞬間、大きな勇気を示した。
④彼女は長い医療処置の間、大きな勇気を見せた。
②
illnessのコアイメージは「病気を体験・経過している状態・期間」全体を指す。longが伴うことでその期間の長さが強調されており、「闘病(病気と戦い続けている時間)」という訳が最もコアイメージに沿っている。①の「入院生活」はillnessには含まれない情報であり、③の「かかった瞬間」はsicknessに近い解釈で誤り。④の「医療処置」はtreatmentに相当する概念。
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