offset
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
offsetは「off(離れた位置に)+set(置く)」が語源で、「ある一方に対して、別の何かを反対側にずらして置くことでバランスをとる」というイメージが核心にある。マイナスの要素に対してプラスの要素を「ずらして配置し」、全体として中和・相殺する感覚だ。ビジネスや会計の文脈では「損失を利益で補う」、環境問題では「CO₂排出を植林で埋め合わせる」となる。また名詞では「ずれたもの=補いとなるもの・差し引き分」という意味にもなる。「完全に消す(cancel)」のではなく「バランスをとる・均衡させる」というニュアンスが肝心だ。
2意味一覧
-
動詞
〜を相殺する、埋め合わせる
マイナス要素に対してプラス要素を「反対側にずらして配置する」ことで、全体のバランスを均衡させるコアイメージそのまま。 -
名詞
補償(となるもの)、相殺分、差し引き額
「ずらして釣り合わせるために置かれたもの」が名詞化した形。損失・不利に対するカウンターとなる要素や金額を指す。 -
名詞
(位置・角度などの)ずれ、オフセット
基準点から「ずれた量」そのものを表す。印刷・工学・デザインなどの技術分野で多用される用法で、コアイメージの「ずらして置く」が直接現れている。
3例文
4よくある間違い・注意点
「完全に消す・打ち消す(cancel out)」と混同しがちだが、offsetは完全にゼロにするというより「バランスを取る・均衡させる」ニュアンスが強い。全額補填しなくても一部を補う場面でも使える。
名詞用法を知らずに動詞としてしか覚えていない受験生が多い。The cost is an offset for the loss.(その費用は損失への補償だ)のような名詞表現も頻出。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| compensate | compensateは「損害を受けた人や状況に対して補償・埋め合わせる」ことに焦点が当たり、感情的・経済的な補填のニュアンスが強い。offsetはより機械的・定量的に「バランスをとる」感覚。 |
| counterbalance | counterbalanceは「反対の重みでバランスをとる」意味で、offsetに最も近い。ただしより物理的・機械的な均衡のイメージが強く、抽象的な文脈ではoffsetの方が自然。 |
| neutralize | neutralizeは「中和する・無効化する」で、完全にゼロ・無効にするニュアンスが強い。offsetは必ずしも完全中和を意味しない点が異なる。 |
対義語: exacerbate、worsen、aggravate
6派生語・関連語
-
offsetting
形容詞・動名詞
相殺する(ための)、埋め合わせとなる -
carbon offset
名詞(複合語)
カーボンオフセット(CO₂排出の埋め合わせ)
7コロケーション
- offset the cost(コストを相殺する)
- offset carbon emissions(CO₂排出を補う)
- offset losses(損失を埋め合わせる)
8確認テスト
The government introduced subsidies to offset the impact of rising food prices on low-income households.
①食料価格の高騰を引き起こす
②食料価格の高騰の影響を相殺する
③食料価格の高騰を予測する
④食料価格の高騰を記録する
②「食料価格の高騰の影響を相殺する」が正解。補助金(プラス要素)を、食料価格高騰の打撃(マイナス要素)にぶつけてバランスをとるというoffsetのコアイメージが正確に当てはまる。①③④はコアイメージ「ずらして釣り合いをとる」とは無関係な意味。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。