peril
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
peril のコアイメージは「すぐそこに迫っている、回避困難な危険・脅威」です。ラテン語 periculum(危険・試み)に由来し、danger や risk より切迫感・深刻さが際立ちます。単なる「リスクがある」という状態ではなく、生命や安全が今この瞬間に脅かされているというニュアンスを帯びています。そのため「危機にさらされている」「命の瀬戸際にある」という表現が似合う場面で使われます。また、at one’s peril(自己責任で、危険を承知で)という慣用表現では「そのリスクの結果は自分で引き受けるしかない」という含意があり、コアイメージの「逃れがたい危機」が反映されています。
2意味一覧
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名
(切迫した・深刻な)危険、危機
「今まさに迫る回避困難な脅威」というコアイメージが直接この訳に結びつく。danger より状況の切迫度・深刻度が高い。 -
名
(危険な)脅威となるもの、危険源
切迫した危機をもたらす「原因・対象」そのものを指す用法。「~の危険」が「危険をもたらすもの」へと意味が拡張されたもの。
3例文
4よくある間違い・注意点
danger・risk・hazard との混同に注意。danger は一般的な「危険」、risk は「確率的なリスク」、hazard は「危険要因・障害物」を指すのに対し、peril は特に切迫度・深刻度が高く、文学的・格式的な語。日常会話より書き言葉や文学作品で多用される。
at one’s peril を「危険に」と訳すと意味がぼやける。「自己責任で、無視すれば痛い目を見る覚悟で」というニュアンスをしっかり押さえること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| danger | 最も一般的な「危険」。切迫度・格調ともに中立的で日常的に広く使われる。peril より深刻さ・文学的色彩が薄い。 |
| risk | 「(確率的な)リスク・危険性」。損失や失敗の可能性に焦点を当てるため、ビジネス・統計的文脈で多用。peril のような切迫した命の危機のニュアンスは薄い。 |
| hazard | 「危険をもたらす要因・障害」という意味合いが強く、具体的な危険源を指すことが多い。peril は状況全体の危機感を指す点で異なる。 |
| jeopardy | 「危機にさらされている状態」を表し peril に最も近い。in jeopardy(危機にひんして)という形で主に使われ、法律・スポーツ文脈にも多い。 |
対義語: safety、security
6派生語・関連語
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perilous
形
危険な、危険に満ちた(きわめて深刻なリスクを伴う)
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perilously
副
危険なほどに、危うく(perilously close to ~「~に危険なほど近い」など)
7コロケーション
- in peril(危険にさらされて)
- at one’s peril(自己責任で、危険を承知で)
- in peril of one’s life(命の危機にさらされて)
8確認テスト
“You may dismiss these safety guidelines at your peril.”
① 危険を感じながらも
② 自己責任で(無視すれば痛い目を見る覚悟で)
③ 危険だと分かっているのに
④ 安全を確認したうえで
② at one’s peril は「その結果生じる危機・不利益は自分が引き受けるしかない」という意味の慣用表現。「このガイドラインを無視するのは自己責任だ(そうすれば痛い目を見る)」が最も自然。①③は部分的にニュアンスを捉えているが「自己責任」という核心を欠き、④は逆の意味になってしまう。
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