factor
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
factorの語源はラテン語の「facere(作る・行う)」。つまりfactorとは「何かを作り出すもの」「結果を生み出す働きをするもの」というイメージが根底にある。結果という大きな絵を構成するピースの一つ、という感覚だ。日常語では「要因・原因」と訳されるが、これは「その結果をつくり出すのに貢献した構成要素」という意味。数学の「因数」も同じ構造で、ある数を「作り出すために掛け合わさる要素」のこと。複数のfactorsが組み合わさって一つの結果が生まれる、という複合的なイメージがこの単語の本質である。単なる「原因」(causeのような直接的な一方向性)とは異なり、複数並立するニュアンスが強い。
2意味一覧
-
名詞
要因、要素
ある結果や状況を「作り出す」のに関与している複数の構成要素の一つ。「原因」よりも中立的で、複数並立するイメージが強い。 -
名詞
因数(数学)
ある数を「作り出す」ために掛け合わさる数。例えば6の因数は1, 2, 3, 6で、これらが組み合わさって6を生む。 -
名詞
(重要な)条件、側面
特に「a key/critical factor」のように、結果を左右する重み付きの構成要素として使われる。ビジネスや学術文書で頻出。 -
動詞
(factor in)〜を考慮に入れる、〜を織り込む
「~をその結果を作り出す要素として組み込む」というイメージ。計算や計画に何かを含めるニュアンスで使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「要因」と「原因(cause)」を混同しがち。causeは「直接の原因」で一方向・単独のイメージが強いのに対し、factorは「結果を構成する複数の要素の一つ」というニュアンス。The factor of the accident(×)→ The cause of the accidentが正しい。
動詞のfactor inは非常に重要だが単語帳に載りにくい。「考慮する」という意味ではconsiderやtake into accountと同義だが、特に「計算・計画に織り込む」文脈で好まれるビジネス英語の重要表現。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| cause | causeは「直接の原因」で結果との一対一の因果関係を示す。factorは複数並立する要素の一つというニュアンスで、原因というより「関与した条件」に近い。 |
| element | elementは「構成要素・成分」という意味で、全体を形作る一部分を指す。factorより静的で、「動いて結果を生む」働きのニュアンスは薄い。 |
| component | componentは物理的・機械的な「部品・構成部分」のイメージが強く、抽象的な要因よりも具体的な部品に使われることが多い。 |
対義語: result、outcome、effect
6派生語・関連語
-
factory
名詞
工場(「物を作り出す場所」という語源を共有)
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factual
形容詞
事実に基づいた -
manufacture
動詞・名詞
製造する・製造(同じfacere語源を持つ関連語)
7コロケーション
- a key/critical factor(重要な要因)
- factor in ~(〜を考慮に入れる/織り込む)
- contributing factor(一因、寄与する要素)
8確認テスト
“Don’t forget to factor in the time difference when scheduling the international call.”
① 時差を原因として特定する
② 時差を考慮に入れて(国際電話の時間を)設定する
③ 時差という障害を取り除く
④ 時差の因数を計算する
②が正解。factor inは「〜を計画・計算の要素として組み込む」という動詞句。「結果(スケジュール)を作り出す際に時差という要素を織り込む」というコアイメージがそのまま表れている。①のように一つの「原因」として特定するニュアンスはなく、③④は文脈から明らかに不自然。
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