secret
【名】秘密、秘訣、神秘
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
secretのラテン語源はsecernere(分離する)。つまりsecretのコアイメージは「切り分けられて、ある人や集団だけに属している知識・情報・場所」である。「隠す」という意動的なニュアンスよりも、「共有されずに分離した状態にある」という静的なイメージが根底にある。形容詞で「秘密の」、名詞で「秘密」「秘訣」「神秘」と訳し分けられるが、いずれも「限られた者にしか届いていない何か」というコアから生まれている。だから成功の「秘訣」も、知る人ぞ知るノウハウとして他者から切り離された知識であり、宇宙の「神秘」も人類から分離したままの未解明の知として捉えられる。
2意味一覧
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形
秘密の、ひそかな、隠れた
「他者から切り離された」という状態そのものを形容詞化したもの。公にされず、一部の者にだけ属している様子を表す。 -
名
秘密(共有されていない情報)
「切り分けられた知識・情報」がそのまま名詞化したもの。他者には届いていない情報のかたまりを指す。 -
名
秘訣(成功などの隠れた鍵)
成功を可能にするが、多くの人には知られていない「切り離された知」。「なぜうまくいくか」が他者には見えていない状態。 -
名
神秘、不思議(まだ解明されていない真理)
人類の知から「切り離されたまま」の事柄。宗教・自然・宇宙など、理解の外側にある未到達の領域を指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「秘密の」という訳に引きずられてしまい、secret を常に「隠そうとする意図」がある場合にしか使えないと思いがち。実際には意図的に隠しているかどうかに関わらず、「切り離された状態にある」ことを表すため、the secret of life(生命の神秘)のように純粋に「未到達の知」を指す用法も自然に使われる。
confidential(機密の)との混同に注意。confidentialは「信頼関係に基づいて共有が限定されている」ニュアンスで、特に職務・法的文脈で使う公式な語。secretはより広く、個人的な秘密から神秘まで幅広く使える。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| confidential | 「信頼(confide)に基づいて限定共有された」という含意があり、企業の機密情報や法的な守秘義務など公式な文脈で使われる。secretより硬い語。 |
| covert | 「覆われた」が語源で、積極的に隠蔽・偽装された活動・作戦に使われる。スパイ活動など意図的な隠蔽色が強く、secretより強い隠密感がある。 |
| mystery | 「神秘・謎」の意味ではmysteryと重なるが、mysteryは謎そのものの不可解さ・驚異に焦点が当たる。secretは「切り離されている状態」に焦点がある。 |
対義語: public、open、known
6派生語・関連語
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secretly
副
ひそかに、内緒で -
secrecy
名
秘密であること、秘密主義(状態・性質を表す抽象名詞) -
secretary
名
秘書、大臣(「秘密・機密を扱う者」が原義)
-
secretive
形
秘密主義の、物事を隠したがる(性格的傾向)
7コロケーション
- keep a secret(秘密を守る)
- tell a secret(秘密を打ち明ける)
- the secret of ~(〜の秘訣・神秘)
8確認テスト
“Scientists are still trying to unlock the secrets of the human brain.”
① 秘密 ② 秘訣 ③ 神秘・謎 ④ 機密
③ 神秘・謎
「unlock the secrets of ~」は「〜の謎を解き明かす」という意味で使われる定番表現。この文脈では意図的に「隠している」存在はなく、人類の理解からまだ「切り離されたままの知」=神秘・謎が自然な訳。①の「秘密」は人が意図的に隠す情報に対して使い、④の「機密」は法的・組織的な守秘義務を持つ情報に対して使うため不自然。②の「秘訣」は成功法則などの文脈で使われ、ここでは合わない。
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