frantic
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
frantcはラテン語・中世フランス語を経て「精神錯乱した」という意味で英語に入ってきた単語です。コアイメージは「感情や状況が制御の限界を超え、冷静さが吹き飛んだ状態」。単なる「焦り」ではなく、正常な判断力がほぼ機能しないほど追い詰められた、あるいは必死になっている様子を指します。だからこそ「半狂乱の」「大慌ての」という一見異なる訳も、どちらも「理性の箍(たが)が外れた必死な状態」というひとつのコアから生まれます。状況によっては「必死の」「血眼になった」「てんやわんやの」といった訳が最も自然になることも多く、文脈によって最適な日本語を選ぶ感覚が大切です。
2意味一覧
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形容詞
半狂乱の、錯乱した
制御を超えた感情の激しさが、精神的に正常でない状態として表出しているコアの典型。恐怖・悲しみ・パニックが引き金になる場面で使われる。 -
形容詞
大慌ての、必死の
時間的切迫や危機的状況によって冷静さを失い、がむしゃらに動かざるを得ない状態。「半狂乱」ほど感情的ではないが、同じコアから派生する日常的な使われ方。 -
形容詞
(活動・ペースが)猛烈な、てんやわんやの
人だけでなく活動や状況そのものを修飾し、「制御不能なほど慌ただしい・激しい」ことを表す。a frantic pace(猛烈なペース)のように使われ、見落とされがちな重要用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
“frantic” と “frantic” は「怒り」ではなくあくまで「パニック・焦り・必死さ」を表します。furious(激怒した)やfrustrated(イライラした)と混同しないよう注意。怒りで我を忘れた場合はenragedやbesideoneself with rageが適切です。
人だけでなく「状況・行動・ペース」も修飾できる点を見落としがちです。a frantic searchやfrantic activityのように、「猛烈な・てんやわんやの」という意味で使われる場面は非常に多く、入試長文でも頻出です。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| panicked | 外的な突発事態への即時反応として「パニックになった」状態。frantcより一時的・衝動的な印象が強く、感情の深みや切迫の持続性はやや薄い。 |
| hysterical | 感情が爆発して泣いたり叫んだりする「ヒステリック」な状態。frantcより感情表現が外に出ている様子を強調し、やや軽蔑的・否定的なニュアンスを含むことがある。 |
| desperate | 「絶望的な状況で必死になっている」ことを表し、frantcと近いが切迫感よりも「もう後がない」という追い詰められた絶望感が前景に出る。 |
| hectic | スケジュールや生活が「超多忙でめちゃくちゃに忙しい」状態。a hectic dayのように日常的な忙しさを表し、感情的な錯乱よりも「てんてこ舞い」のニュアンスが強い。 |
対義語: calm、composed、collected
6派生語・関連語
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frantically
副詞
半狂乱で、必死に、猛烈に
7コロケーション
- frantic search(必死の捜索)
- frantic pace(猛烈なペース)
- become frantic(大慌てになる・半狂乱になる)
8確認テスト
“Rescuers made a frantic effort to reach the survivors before nightfall.”
① 冷静な
② 形式的な
③ 必死の
④ 緩やかな
③「必死の」が正解。状況が切迫し冷静さを失うほど懸命に取り組んでいる、というfranticのコアイメージが「努力・活動の様子」に転じた例。①・④はコアと真逆、②はニュアンスが全く異なる。「半狂乱の」と機械的に訳すと文脈に合わない場合があることをこの問題は示している。
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