hazardous
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
hazardousの語源はアラビア語の「az-zahr(サイコロ)」に由来し、フランス語hasardを経て英語に入ってきた。サイコロを振るという行為が象徴するように、「何が起きるかわからない不確かな要素が潜んでいる」というのがコアイメージ。単純に怖い・危ないというより、結果が予測しにくく、害やリスクが内在しているニュアンスが強い。そのため、化学物質・廃棄物・作業環境など、潜在的な危険が構造的に潜む場面で特に多用される。日常的な「危ない!」よりも、科学的・法的・行政的文脈での使用が目立つのもこのためだ。
2意味一覧
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形容詞
危険な、有害な(特に潜在的リスクが内在しているさま)
サイコロを振るような「制御しきれない害の可能性」が内部に潜んでいることを表す。単発の危機より、構造的・継続的な危険性に使われやすい。 -
形容詞
(試みや状況が)不確かで賭けのような、危うい
語源のサイコロ(az-zahr)に最も近いニュアンス。結果が運次第で、行動自体がリスクを伴う状況を指す。「a hazardous guess(危うい推測)」のような使い方がこれ。
3例文
4よくある間違い・注意点
dangerousと同じ「危険な」と覚えてしまいがちだが、dangerousは「差し迫った・明白な危険」、hazardousは「内在する・潜在的なリスク」というニュアンスの差がある。たとえば道路脇の崖はdangerous、廃棄物処理場はhazardousと言うとしっくりくる。
hazardous wasteやhazardous materialsのように法律・環境・労働安全の専門用語として固定化された表現が多い。これらをそのまま「危険廃棄物」「有害物質」と訳せるようにしておくと実用的。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| dangerous | 差し迫った・明白な危険を指し、hazardousより即時性が高い。「Watch out, that’s dangerous!」のような瞬間的な警告に使いやすい。 |
| perilous | 文語的・詩的な表現で、生命を脅かすほどの深刻な危険を強調する。hazardousより感情的・劇的なニュアンス。 |
| risky | 結果が失敗に終わる「リスク」に焦点を当てた口語的表現。hazardousが「害の潜在性」なのに対し、riskyは「失敗の可能性」に重心がある。 |
| harmful | 実際に害を与えるという結果面に着目。hazardousは「危険が潜む状態」、harmfulは「実際に害をもたらす」という因果の段階が異なる。 |
対義語: safe、harmless
6派生語・関連語
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hazard
名詞・動詞
(名)危険(要因)、障害物 / (動)危険にさらす、思い切って言ってみる
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hazardously
副詞
危険なほどに、有害なほどに
7コロケーション
- hazardous waste(有害廃棄物)
- hazardous materials / hazmat(危険物・有害物質)
- hazardous conditions(危険な状況・劣悪な環境)
8確認テスト
“The government issued a warning about hazardous air quality in the region due to the wildfire smoke.”
①すさまじい
②危機的な
③有害な
④不快な
正解:③有害な。山火事の煙による大気質の問題という文脈では、健康に害をもたらす物質が空気中に潜在的に含まれているというhazardousのコアイメージが最もよく表れる。「有害な」が最も自然。①「すさまじい」は規模感、②「危機的な」は状況の緊迫度、④「不快な」は主観的不快感に焦点があり、hazardousが持つ「内在する潜在的害」のニュアンスを捉えていない。
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