harmful
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は10冊に掲載されています。
1コアイメージ
harmfulは「harm(危害・損害)」+「-ful(〜の性質を持つ)」で成り立つ形容詞です。コアイメージは「何かに対してダメージ・悪影響を与える性質・能力を持っている」こと。単に「悪い」のではなく、積極的に「傷つける・損なう力がある」というニュアンスがあります。人体への健康被害だけでなく、環境・社会・心理など幅広い対象に使えます。「害を及ぼす」「害になる」「悪影響を与える」などと訳し分けますが、根底には常に「何かを損なう潜在的な力がある」というイメージがあります。
2意味一覧
-
形
有害な、害を及ぼす
「harm(危害)を与える性質(-ful)」がそのまま「有害な」という訳に直結する。物質・行為・状況が対象を損なう力を持つことを表す。 -
形
(精神的・社会的に)悪影響を与える、有毒な
ダメージを与える対象は身体に限らない。「harmful content(有害なコンテンツ)」「harmful influence(悪影響)」のように、心理・社会的な損害にも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「harmful」は「悪い(bad)」とは違い、『積極的に何かを損なう力がある』というニュアンスが必須。例えば「a bad movie(つまらない映画)」にharmfulは使えない。damaging・injuriousと同様、必ず被害を受ける対象(to〜)とセットで使われることが多い点にも注意。
「harmful to〜」と「harmful for〜」は混同しやすいが、正しくは「harmful to〜」が標準的。’harmful for〜’は誤りとされる場合があるので、前置詞はtoを使うよう心がけること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| dangerous | 危険・リスクに焦点を当てる語で、「起こりうる危害の可能性・脅威」を強調する。harmfulより即座の危険感が強い。 |
| damaging | 既に損害を与えている・与えた、または評判や関係性に対するダメージにフォーカスする。harmfulより「実害が出た」ニュアンスが強い。 |
| toxic | 化学的・物質的な毒性を指すことが多く、比喩的には「人間関係・環境が毒になるほど悪い」という強いニュアンスがある。harmfulより語感が強烈。 |
| injurious | フォーマルな文語的表現で、身体的・法的な損害・危害を与えることを指す。harmfulより書き言葉的で硬い響き。 |
対義語: harmless、beneficial、safe
6派生語・関連語
-
harm
名詞・動詞
(名)危害・損害、(動)〜に害を与える
-
harmless
形容詞
無害な、危険のない
-
harmfully
副詞
有害に、害になる形で -
harmfulness
名詞
有害性、害を与える性質
7コロケーション
- harmful to〜(〜に有害な)
- harmful effects(有害な影響)
- harmful chemicals(有害な化学物質)
8確認テスト
Excessive use of social media can be harmful to teenagers’ mental health.
①ソーシャルメディアを使いすぎることは10代の精神的健康にとって危険だ。
②ソーシャルメディアを使いすぎることは10代の精神的健康に悪影響を及ぼしうる。
③ソーシャルメディアを使いすぎることは10代の精神的健康に役立たない。
④ソーシャルメディアを使いすぎることは10代の精神的健康にとって退屈だ。
②。harmfulのコアイメージは「積極的にダメージを与える性質がある」こと。①のdangerousは「危険・リスク」に焦点があり、harmfulとは微妙にズレる。③「役立たない」はunhelpfulであり損害を与えるニュアンスがない。④はharmfulの意味と全く異なる。②が「ダメージ・害を与えうる」というharmfulの本質を最もよく表している。
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