patient
【名】患者
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
patientのコアイメージは「不快・苦痛・困難を静かに受け入れて耐え続けること」。語源はラテン語のpati(苦しむ・耐える)で、「苦しみを甘んじて受け入れている状態」が根底にある。形容詞では「じっと我慢して待つ・耐える」という姿勢を表し、名詞「患者」も同じ語源から来ている——医者の処置を黙って受け入れ、耐えている存在だからこそ「患者」と呼ばれる。つまり、能動的に苦痛に立ち向かうのではなく、状況を受け入れながら静かに耐える姿勢がこの語全体のイメージだ。
2意味一覧
-
形容詞
忍耐強い、我慢強い
不快な状況や待ち時間を「苦しみとして受け入れながらも静かに耐えている」様子が「忍耐強い」に相当する。焦らず騒がず、じっと待てるという態度そのもの。 -
名詞
患者、病人
医師の処置や病気の苦痛を「受け身で耐えている存在」というコアイメージから転じて「患者」を意味する。医療行為を能動的に行う医師(doctor)とは対になる存在。 -
形容詞(発展)
粘り強い、根気のある(作業・取り組みに対して)
「時間や困難に対してじっと耐えながら続ける」コアイメージが、単なる「待つ」場面だけでなく、根気のいる作業に取り組む姿勢にも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
patientは「待つのが得意」というより「苦しさや不快感に耐えている」ニュアンスが強い。単に「のんびり待つ」場合ではなく、何か辛いことに対して静かに耐えている文脈で使う。calm(穏やか)やrelaxed(リラックスしている)と混同しないこと。
名詞「患者」のつもりで書いた文で、形容詞として誤読されることがある。The patient is patient.(その患者は我慢強い)のように、同じ語が名詞・形容詞両方で使えるため、文中の位置と意味を丁寧に確認する習慣をつけよう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| tolerant | 他者の意見・行動・違いを受け入れ「許容する」ニュアンスが強く、待ち続けることよりも広い心で認めることに焦点がある。patientは時間的な耐え忍びが中心。 |
| persevering | 困難に直面してもあきらめずに「やり続ける」積極的な粘り強さ。patientが「静かに耐える」受け身な姿勢なのに対し、perseveringはより能動的・継続的な努力を含む。 |
| enduring | 長期間にわたる苦痛や試練に「耐え続ける」ニュアンス。patientより持続する苦しさの強度が高い場面で使われることが多い。 |
対義語: impatient、restless、hasty
6派生語・関連語
-
patience
名詞
忍耐(力)、我慢
-
patiently
副詞
忍耐強く、じっと -
impatient
形容詞
せっかちな、我慢できない -
impatience
名詞
焦り、いらだち
7コロケーション
- be patient with 〜(〜に対して忍耐強くある)
- patient care(患者ケア・医療ケア)
- patient listener(辛抱強く話を聞く人)
8確認テスト
She was remarkably patient with her students, even when they asked the same question for the fifth time.
① 彼女は生徒たちに対してとても寛大だった
② 彼女は生徒たちに対してとても我慢強かった
③ 彼女は生徒たちに対してとても温かかった
④ 彼女は生徒たちに対してとても謙虚だった
②が正解。同じ質問を5回も繰り返されるという「不快・ストレスを受け入れながらも静かに耐える」場面であり、patientのコアイメージ(苦しさを受け入れて耐え続ける)が最も直接的に表れている。①の「寛大」はgenerousやliberal、③の「温かい」はwarm、④の「謙虚」はhumbleに対応し、耐え忍ぶニュアンスは含まれない。
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