well-off
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
well-off の core は「well(良く)+ off(離れた・位置している)」。off には「ある基準点からの距離・状態」というイメージがあり、well-off は「望ましい位置に良い形で収まっている」という感覚。お金の面で言えば「経済的に恵まれた位置にいる=裕福な」、状況全般で言えば「今の立場・状態が良好=うまくいっている」となる。比較級 better-off は「より良い状況に移動した」イメージで、「(以前より)暮らし向きが良い」「(〜なしの方が)むしろ良い」のどちらにも使える。日本語の「恵まれている」に近いが、物質的豊かさと状況の好転の両方を含む点が特徴。
2意味一覧
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形容詞
裕福な、経済的に余裕がある
「経済的に良い位置にいる」というコアイメージが直接表れた用法。貧困という基準点から十分に離れた、余裕のある状態を指す。 -
形容詞
(状況・境遇が)うまくいっている、恵まれている
お金に限らず、環境・健康・人間関係など「生活全般の状態が良い位置にある」という用法。比較級 better-off で特によく使われる。 -
形容詞(比較級 better-off)
〜しない方がむしろ良い、〜なしの方がましだ
「(ある状況を除いた方が)より良い状態に位置できる」というコアから派生。You’d be better-off without it. のように、何かを手放した方が好条件になるという逆説的な表現で頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
「裕福な」という意味だけ覚えると、better-off without〜(〜なしの方がいい)という頻出表現が理解できなくなる。コアは「良い状態に位置している」であり、お金以外の文脈にも広く使われることに注意。
rich との混同に注意。rich は純粋に「金持ち」を指す直接的な語だが、well-off はやや婉曲・上品なニュアンスがあり、状況全般の良好さも含む幅広い語。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| wealthy | 純粋に「財産が豊富」という経済的事実に焦点。well-off より改まった語で、状況の良好さという意味はなく、金銭的豊かさのみを指す。 |
| affluent | 「(豊かさが)溢れ出ている」イメージで、生活水準の高さや社会的豊かさを強調する。well-off よりフォーマルで書き言葉的。 |
| comfortable | 「生活に不自由しない程度の余裕」で、well-off より控えめな豊かさを表す。comfortably off という表現も一般的。 |
| prosperous | 「繁栄している・成功している」というニュアンスで、個人だけでなく企業・地域にも使える。well-off より成長・成功のダイナミズムが含まれる。 |
対義語: hard-up、badly-off、impoverished、destitute
6派生語・関連語
-
better-off
形容詞(比較級)
より裕福な;(〜より/〜なしの方が)状況が良い -
best-off
形容詞(最上級)
最も状況が良い(あまり一般的ではないが存在する表現)
7コロケーション
- be well-off(裕福である/うまくいっている)
- be better-off doing〜(〜した方が得策だ)
- be better-off without〜(〜なしの方がいい)
8確認テスト
“Given how stressful that job was, I think you’re better-off having quit.”
① 仕事がストレスだったことを考えると、あなたは辞めたことで罰せられるべきだ。
② あのような激務だったことを考えると、辞めて良かったと思うよ。
③ 仕事がどれほど大変だったかを考えると、もっと裕福になれたはずだ。
④ あれほどストレスの多い仕事なのだから、あなたは我慢すべきだった。
② が正解。better-off having quit は「辞めた状態の方がより良い位置にいる」というコアイメージから、「辞めて(今の状況の方が)良かった」という意味になる。裕福さとは無関係で、「選択した結果として状況が改善した」という文脈での well-off の用法を理解できているかを問う問題。
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