scenario
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
scenarioの語源はイタリア語の「scena(場面)」に由来し、もともとは演劇や映画の「場面ごとの展開を記した脚本」を意味した。コアイメージは「出来事の流れをあらかじめ頭の中で描いた筋書き」。脚本とは、登場人物が何をどの順番でするかを事前に書き記したものであり、そこから「未来の出来事をシミュレーションした計画・想定」という意味へと広がった。映画の脚本であれ、ビジネス上の計画であれ、最悪の事態を想定した仮定の話であれ、「現実の前に頭の中で筋道を立てて描く」というイメージが一貫して流れている。
2意味一覧
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名詞
脚本・台本
映画や演劇で実際に起こる出来事の流れをあらかじめ書き記したもの。コアイメージそのものの用法。 -
名詞
計画・シナリオ(行動の筋書き)
現実の行動を起こす前に「こう進めよう」と頭の中で描いた展開図。脚本が現実の文脈に転用されたもの。 -
名詞
想定・シナリオ(仮定の事態)
「もし〜だったらどうなるか」という仮の筋書きを描くこと。worst-case scenarioのように、まだ起きていない複数の展開を比較・検討するときに使う。
3例文
4よくある間違い・注意点
「scenario」は日本語の「シナリオ」とほぼ同じ感覚で使えるが、英語では特に「仮定の事態の想定」という意味での使用頻度が高い。worst-case scenario(最悪のシナリオ)や複数のscenarios(いくつかの想定)という形でビジネス・政治・学術の場で頻出するので、「脚本」という一義的な訳にとどまらず文脈を読むことが大切。
planやprogramと混同しやすいが、scenarioは「物事が展開していく流れ・筋道」に重点があり、単なる予定表やリストではない。「どのように事が進むか」というストーリー性が含まれている点がポイント。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| plan | planは「何をするか」の手順・目標に焦点。scenarioは「どのような流れで展開するか」というストーリー性が強い。 |
| script | scriptは台詞や言葉を記した台本に近い。scenarioはより広く「場面の流れ全体の筋書き」を指す。 |
| scheme | schemeは組織的・戦略的な計画や(しばしばネガティブな)企みを指す。scenarioには善悪の含意はなく中立的。 |
| projection | projectionは数値や統計に基づく将来予測。scenarioは数値に限らず「事態の展開の筋書き」全般を指す。 |
対義語: improvisation(即興)、reality(現実)
6派生語・関連語
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scenarize
動詞
脚色する・シナリオ化する -
scene
名詞
場面・シーン(scenarioの語源に当たる語)
7コロケーション
- worst-case scenario(最悪のシナリオ)
- plan a scenario(シナリオを立てる)
- in this scenario(このシナリオでは/この想定では)
8確認テスト
The government has prepared several scenarios in case of a major earthquake.
① 脚本
② 計画書
③ 想定・シナリオ
④ 台詞
③ 「想定・シナリオ」が正解。大地震という「まだ起きていない仮の事態」に対し、複数の展開パターン(筋書き)をあらかじめ描いておくという文脈。①「脚本」は映画・演劇の文脈向き、②「計画書」はplanに近くストーリー性が薄れる、④「台詞」はscriptの訳。scenarioのコアイメージ「仮定の事態の筋書き」がそのまま現れた典型例。
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