architecture
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
architectureのコアイメージは「意図・目的をもって設計・構築された、全体としての構造」です。語源はギリシャ語の「archi-(主要な)」+「tektōn(大工・職人)」で、「主任職人の技・仕事」を意味します。単なる「建物」ではなく、「どう設計されているか」という構造的な観点が核心にあります。だから建築様式・建築術という意味だけでなく、コンピュータシステムの「アーキテクチャ(設計構造)」や組織・制度の「仕組み全体」にも転用されます。「形あるもの・形なきものを問わず、知性によって設計された骨格」というイメージを掴むと、さまざまな文脈での意味が自然に理解できます。
2意味一覧
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名詞
建築(術)・建築様式
「知性で設計された構造の技術や様式」というコアから、建物をいかに設計・構築するかという「建築術」や「建築様式」を指す最も基本的な意味になる。 -
名詞
建物・建築物(集合的)
設計の産物である「建物そのもの」を指す場合もあるが、individual buildingではなく様式・時代・地域を代表する建物群として捉える点がコアと結びつく。 -
名詞
(システム・組織などの)構造・設計
「目的をもって設計された全体の骨格」というコアが抽象領域に拡張され、コンピュータシステムや組織・制度の「設計構造」を指す。IT分野では特に頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
「建物」と訳したくなるが、architectureは個々の建物(a building / a structure)ではなく「設計の様式・技術・全体的な構造」を指す集合的・抽象的な語。『あの建物はきれいだ』と言いたい場合はThe building is beautiful.であり、That architecture is beautiful.とは普通言わない。
IT・技術文書でのsystem architecture / network architectureは「システム構造・設計思想」の意味で頻出。「建築」と直訳すると意味が通じないので注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| structure | 「組み立てられた物・構造物」という物理的な結果に焦点。architectureが「設計の思想・様式全体」を指すのに対し、structureは「形として出来上がった骨格」を指す。 |
| design | 「意図をもって形にする行為・計画」に焦点。architectureが完成した構造体系を指すのに対し、designは過程や図案そのものを強調する。 |
| construction | 「建てる・組み立てるという行為・工事」に焦点。architectureが設計思想・様式を指すのに対し、constructionは施工・建設プロセスを強調する。 |
対義語: demolition(解体)、destruction(破壊)
6派生語・関連語
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architect
名詞
建築家;(計画・制度などの)立案者
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architectural
形容詞
建築(上)の;構造設計上の -
architecturally
副詞
建築的に;構造的な観点から
7コロケーション
- Gothic / Baroque / modern architecture(ゴシック/バロック/現代建築)
- the architecture of a system(システムの設計構造)
- study / admire architecture(建築を学ぶ/建築美を称賛する)
8確認テスト
“The new president completely reformed the architecture of the company’s decision-making process.”
①建築物
②建築様式
③意思決定の構造・仕組み
④建設工事
③「意思決定の構造・仕組み」が正解。architectureのコアイメージは「目的をもって設計された全体の骨格」であり、ここでは会社の意思決定プロセスという抽象的な「仕組み全体の設計」を指している。①②④はいずれも物理的な建築に引きずられた誤訳で、この文脈では意味が通じない。
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