alter
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
alterのコアイメージは「既存のものを完全に作り直すのではなく、部分的に調整・修正して変化させる」こと。根底にあるのは「同一性を保ちながら差異を生む」という発想で、変える前のものと変えた後のものに連続性がある。たとえば服のサイズを直したり、計画の一部を見直したりと、「全体の骨格はそのままに、細部を手直しする」ニュアンスが強い。完全に別物に変えてしまうchangeやtransformとは異なり、あくまで「修正・調整」の域にとどまる変化を指す。日本語の「改める」「手を加える」に近い感覚。
2意味一覧
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動詞(他動詞)
(部分的に)変える、変更する、改める
元の状態に手を加えて一部を修正するというコアイメージそのまま。全体を壊さず、差異だけを生み出す変化。 -
動詞(他動詞)
(衣服などを)改造する、サイズを直す
服の形・サイズを「元のデザインを保ちながら部分的に手直しする」という用法で、tailorやseamstressがよく使う。布全体を作り直すのではなく、縫い目を調整するイメージ。 -
動詞(自動詞)
変わる、変化する
他動詞用法と同じコアイメージが自動詞として現れたもの。「(自然に・徐々に)変化していく」ニュアンスで使われることがある。
3例文
4よくある間違い・注意点
changeとの混同に注意。changeは「全体的・根本的な変化」も「小さな変化」も幅広くカバーするが、alterは「元の同一性を保ちつつ部分を修正する」ニュアンスが強い。「性格が根本から変わった」にはchangedが自然で、alteredだと若干ぎこちなく聞こえる場合がある。
transformとの違いも重要。transformは「形・性質が全く別のものになる変容」を意味するが、alterはあくまで部分的な調整にとどまる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| change | 変化の規模を問わず広く使える汎用語。根本的な変化にも些細な変化にも使えるが、alterほど「部分的修正」のニュアンスは強くない。 |
| modify | alterと非常に近いが、modifyは特に「機能・仕様・条件を微調整する」ニュアンスがあり、技術・工学・法律の文脈でよく使われる。 |
| adjust | 「ベストな状態に微調整する」という目的意識が明確。alterよりさらに細かい「ちょうど合わせる」感覚。 |
| transform | 「全く別のものへ変容する」という、alterとは対照的な大規模・根本的な変化。 |
対義語: preserve、maintain、keep
6派生語・関連語
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alteration
名詞
変更、改造、修正(可算・不可算両方で使用) -
altered
形容詞
変更された、改造された -
unaltered
形容詞
変更されていない、そのままの -
alterable
形容詞
変更可能な
7コロケーション
- alter a plan(計画を変更する)
- alter the course of(〜の方向性・経緯を変える)
- alter a garment / dress(衣服を改造する・仕立て直す)
8確認テスト
“The architect slightly altered the original design to meet the client’s request.”
①設計図を完全に作り直した
②元のデザインを一部修正した
③デザインを根本的に変革した
④依頼を受けて全く新しいデザインを提案した
②が正解。alteredには「元の設計(同一性)を保ちながら部分的に手を加える」というコアイメージがある。「slightly(わずかに)」という副詞もそれを補強しており、①・③・④のような「全面的・根本的な変化」は文脈とコアイメージの両方に矛盾する。
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