evolution
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
evolutionの語源はラテン語の「evolutio(巻物を広げること)」で、e-(外へ)+volvere(回す・展開する)から成る。コアイメージは「内部に潜んでいた可能性が、長い時間をかけて外側へ広がり展開していく」こと。だからこそ、生物が世代を超えて少しずつ変化していく「進化」にも、社会や技術が段階的に発展していく「発展・展開」にも使われる。突然の変化(revolution)とは対照的に、緩やかで連続的なプロセスを含意するのがこの単語の本質的なニュアンスである。
2意味一覧
-
名
(生物の)進化
生物が世代を重ねながら内部の可能性を徐々に外へ展開させていくプロセスそのもの。コアイメージと完全に一致する最も典型的な使い方。 -
名
(段階的な)発展・展開・変遷
技術・思想・社会など、ある物事が内部の力によってゆっくりと形を変えていくこと。「進化」と訳すとやや不自然な文脈でも、コアイメージは同じ。 -
名
(一連の動きの)展開・進行
数学や物理の分野では「曲線が展開していく動き」を指すこともあり、「内側から広がる」コアイメージが形式的・空間的に現れた用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
revolutionと混同しやすいが、evolutionは「内部から緩やかに展開する変化」、revolutionは「ひっくり返るような急激な変革」。語頭のe-(外へ)とre-(逆・再び)の違いが両者のニュアンスを分ける。
日本語の「進化」は生物学的文脈だけに使いがちだが、英語のevolutionは技術・思想・文化など幅広い分野の「段階的変化」に使える。日本語訳を「進化」に固定しないことが重要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| development | 能動的・意図的に「開発・育成」するニュアンスが強い。evolutionは自然な流れで展開するイメージだが、developmentは働きかけや計画を含意することが多い。 |
| progress | 「前進・向上」という方向性と価値判断を含む。evolutionは必ずしも「良い方向へ」という意味はないが、progressは改善・前進のニュアンスが強い。 |
| transformation | 「根本的な変容」を指し、変化の大きさや質的な変わりようを強調する。evolutionの緩やかさとは対照的に、より劇的な変化に使われる。 |
対義語: revolution(急激な変革)、devolution(退化・権限委譲)、stagnation(停滞)
6派生語・関連語
-
evolve
動
進化する、発展する、徐々に展開する
-
evolutionary
形
進化の、進化論的な、漸進的な -
evolutionist
名
進化論者 -
evolvement
名
発展、展開(evolutionの口語的・やや稀な形)
7コロケーション
- the theory of evolution(進化論)
- the evolution of language / technology(言語・技術の発展・変遷)
- gradual evolution(緩やかな進化・発展)
8確認テスト
“The evolution of jazz from blues and ragtime is a fascinating story of cultural blending.”
①ジャズの突然の革命
②ブルースとラグタイムからのジャズの発展・変遷
③ジャズの生物学的進化
④ジャズの急速な普及
②
「ブルースとラグタイムからのジャズの発展・変遷」が正解。evolutionのコアイメージは「内部の可能性が緩やかに展開する」こと。ジャズが既存の音楽ジャンルから段階的に形成されていった歴史的プロセスを指しており、「進化」と訳すと生物学的なニュアンスが強くなりすぎる。①のrevolutionは急激な変革、③は文脈に合わない、④のような「普及」の意味は含まれていない。
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