argue
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は18冊に掲載されています。
1コアイメージ
argueのコアイメージは「論理的な根拠を持って言葉で押し出す」こと。ただ感情的に怒鳴るのではなく、理由や証拠を伴って相手に働きかけるというニュアンスが核心にある。そこから、①「〜だと主張する(根拠を示して自説を展開する)」、②「口論する・言い争う(互いに言葉で押し合う)」、③「〜を示す・証明する(証拠が何かを主張している)」という意味が生まれる。日本語の「言い争う」だと感情的なケンカを想像しがちだが、argueは必ずしも感情的ではなく、むしろ知的な討論や冷静な主張にも使われる点が重要。
2意味一覧
-
動詞(自動詞・他動詞)
主張する、論じる
根拠を示しながら自分の立場を言葉で押し出すのがコアイメージ。「argue that〜」の形で「〜だと(理由を持って)主張する」となる。 -
動詞(自動詞)
口論する、言い争う
両者がそれぞれ根拠を持って言葉で押し合う状態。「argue with〜」「argue about〜」の形が典型的。感情的かどうかは文脈次第。 -
動詞(他動詞)
〜を論証する、〜を示す
主語が事物(データ・事実など)のとき、その事物自体が何かを「主張している」という使い方。「The evidence argues against his innocence.(証拠は彼の無実に反している)」のように証拠・状況が根拠として語る。
3例文
4よくある間違い・注意点
「argue」を「怒鳴り合いのケンカ」とだけ訳すのは誤り。学術論文や討論では「主張する・論じる」という冷静な知的営みを指すことが多い。文脈を見て使い分けることが大切。
「discuss(話し合う)」との混同に注意。discussは互いの意見を交換するニュアンスで対立を含まないが、argueは自説を押し出す・対立するという意味合いが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| claim | 根拠の強さを問わず「言い張る」ニュアンス。argueが論拠を示す知的な主張なのに対し、claimはやや一方的な申し立てに近く、証拠の有無を問わない。 |
| assert | 自信を持って断言するニュアンスが強く、議論や証明の過程よりも「断固として述べる」行為そのものに焦点が当たる。 |
| contend | 主に書き言葉・学術的文脈で使われる「論じる・主張する」。argueよりやや硬い表現で、対立や競争の文脈で使われることが多い。 |
| quarrel | 「口論・ケンカ」の意味では近いが、quarrelは感情的な言い争いに限定されやすく、論理的な討論の意味を持たない点でargueとは異なる。 |
対義語: agree、concede
6派生語・関連語
-
argument
名詞
議論、論証、口論
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arguable
形容詞
議論の余地がある、主張できる -
arguably
副詞
おそらく、主張できることとして(「ある意味では」に近いニュアンス) -
argumentative
形容詞
議論好きな、口論しがちな
7コロケーション
- argue that S+V(〜だと主張する)
- argue with someone about/over something(〜のことで誰かと言い争う)
- argue for/against(〜に賛成/反対の論を展開する)
8確認テスト
“Some economists argue for raising the minimum wage, while others argue against it.”
① 最低賃金の引き上げに向けて戦う経済学者と、反対して口論する経済学者がいる。
② 最低賃金の引き上げを支持する論を展開する経済学者がいる一方、反対を唱える経済学者もいる。
③ 一部の経済学者は最低賃金の引き上げについて議論するが、他の経済学者はそれを無視する。
④ 最低賃金の引き上げに賛成を叫ぶ経済学者がいる一方、感情的に反対する経済学者もいる。
②。「argue for/against」は「〜に賛成/反対の論を(根拠を示して)展開する」という意味。感情的なケンカや議論の無視ではなく、それぞれが論拠を持って立場を主張しているというargueのコアイメージが表れた表現。①・④は「感情的・物理的」な戦いのニュアンスが強すぎ、③は「無視する」という全く異なる意味にすり替えているため不正解。
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