argument
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
argumentのコアイメージは「複数の意見・立場が言葉の上でぶつかり合う場」です。ラテン語のarguere(明らかにする・証明する)が語源で、「自分の立場を言語で示す」という根本があります。このぶつかり合いには二つの局面があります。一つは「論理的・建設的なぶつかり合い」で、学術的な議論や論文での主張(論拠)を指します。もう一つは「感情的・対立的なぶつかり合い」で、口論や言い争いを指します。どちらも「言葉を通じた主張のぶつかり合い」という同じコアから生まれており、文脈によって「議論」にも「口論」にも「主張」にもなります。
2意味一覧
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名詞
議論、討論
複数の意見が言葉の上で建設的にぶつかり合う場面。感情よりも論理が前面に出ている状態。 -
名詞
主張、論拠、論点
一つの立場を言葉で打ち出すこと。ぶつかり合いの中で自分が提示する「武器(根拠)」がそのまま「主張・論拠」の意味になる。学術論文でとくに重要な意味。 -
名詞
口論、言い争い、喧嘩
ぶつかり合いが感情的・対立的になった局面。論理より感情が勝り、双方が譲らない状態を指す。 -
名詞
(作品・論文などの)要旨、概要
論文や著作の「中心となる主張の骨格」という意味で使われる。見落とされがちだが、学術英語では頻出の意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
「argument=喧嘩」と覚えてしまうと、論文や学術的文脈での「主張・論拠」という最重要の意味を読み落とす。特にThe main argument of this essay is…(この論文の主な主張は…)のような表現に注意。
disputeやquarrelと混同しやすいが、argumentは「言葉のぶつかり合い」に特化しており、物理的衝突や感情の爆発よりも言語・論理的な対立のニュアンスが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| dispute | 意見の不一致・対立に焦点があり、公式・法律的な文脈でも使われる。argumentより対立の「状態」を指すことが多い。 |
| debate | ルールや形式のある公開討論を指すことが多く、argumentより整然とした対話のイメージ。 |
| quarrel | 感情的な口げんかに特化しており、論理的な議論の要素はほぼない。argumentの「口論」の意味に近いが、より感情的・個人的。 |
| claim | 「主張」の意味では近いが、claimは根拠の有無にかかわらず「言い張る」ニュアンス。argumentは根拠や論理を伴った主張。 |
対義語: agreement、consensus
6派生語・関連語
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argue
動詞
議論する、主張する、口論する
-
arguable
形容詞
議論の余地がある、主張できる -
arguably
副詞
おそらく、間違いなく(論拠から言えば) -
argumentative
形容詞
口論好きな、論争的な
7コロケーション
- have an argument with 〜(〜と口論する)
- make / present an argument(主張・論拠を展開する)
- a strong / compelling argument(説得力のある主張)
8確認テスト
“The author’s central argument is that technology has fundamentally changed the way humans form relationships.”
① 著者の中心的な口論
② 著者の中心的な主張・論拠
③ 著者の中心的な討論
④ 著者の中心的な概要
②が正解。学術的な文脈でargumentは「論文や著作の中核をなす主張・論拠」を意味する。ここでは感情的なぶつかり合い(口論)ではなく、著者が言葉と論理で打ち出している立場そのものを指している。「口論」と覚えているだけでは読み誤る典型的な例。
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